【感想・ネタバレ】近代の政治思想 その現実的・理論的諸前提のレビュー

あらすじ

近代は、人間が既成の社会から自らを解放する努力によって生み出されたものである。では、その既成の社会とは一体何であり、人間はどのような努力によってそれを打ち破ったのか。中世から近代への転換期における思想の変革と原理形成の過程を鮮やかに描き出し、近代思想の遺産が今日の私たちにとってもつ意義を明らかにする。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ホッブス、ロック、ルソーなど、高校の政治・経済に登場する人々の思想を当時の社会事情を踏まえながら話が進んでいくため、政治・経済を学んでいる高校生にもおすすめ。

政治思想は当時の社会状況より生まれる、とのことだが、この本の内容も学生運動が激しかった昭和40年代前後の社会状況から生まれているように感じた。(「結び」pp.171-172.)
この部分等において、(出ない出版物など無いのであろうが...)著者の政治的態度が若干出ていたのが個人的にはマイナスだった。
また、「結び 3 批判の精神」にある、「批判の精神が...(中略)...自己をも吟味すること...」(p.198)は、杉田敦『政治的思考』に登場する「問題を外に向けるな(大意)」に通じるものを感じた。

ルソーをヒッピー呼ばわりしているのに笑ってしまった。

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2020年06月13日

Posted by ブクログ

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【4. 宇宙像の解体と政治の世界】p67
カント「私の上にある星を散りばめた天と、私の内にある道徳律」

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2014年04月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
近代は、人間が既成の社会から自らを解放する努力によって生み出されたものである。
では、その既成の社会とは一体何であり、人間はどのような努力によってそれを打ち破ったのか。
中世から近代への転換期における思想の変革と原理形成の過程を鮮やかに描き出し、近代思想の遺産が今日の私たちにとってもつ意義を明らかにする。

[ 目次 ]


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共感度(空振り三振・一部・参った!)
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[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

講演録。思想が成立する社会的な条件と思想的な条件を整理。
後半は、冷戦下の文明に対する危機感が色濃く反映されている。
絶対主義時代の遺産である主権という概念を、批判的に吟味する必要性を訴えている。
国民主権とは、まったくなぞの言葉である。
それに、人々が政治を考えなくなってる。
批評の力が衰微した社会に未来は期待できない。「パンとサーカス」に安住してはいないか、常に意識する必要がある。

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2014年02月17日

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