あらすじ
西洋菓子は開化の夢――。
明治の築地居留地近く、甘い香り漂う風琴屋(ふうきんや)。今日もまた、お菓子目当ての若様たちが集って嵐が巻き起こる!
お江戸が東京へと変わり、ビスキット、アイスクリン、チヨコレイトなど西洋菓子が次々お目見え。築地の居留地で孤児として育った皆川真次郎は、念願の西洋菓子屋・風琴屋を開いた。今日もまた、甘いお菓子目当てに元幕臣の警官たち「若様組」がやってきて、あれやこれやの騒動が……。キュートな文明開化(スイーツ)物語。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
面白かったです♪
(再読したかもです…///ブログ再確認したら2012年に読んでたみたいだったから。。)
読み終わったら。。
アイスクリームとかワッフルとか甘いお菓子が食べたくなるお話でした(〃゚σ¬゚)ジュルリン..
沙羅さんと真次郎さんとの恋も見逃せないお話。。(〃ノωノ)
巡査の長瀬さんと真次郎さんとのシーンも好きでした。
あとがきに書いてある
続いての話の「若様組まいる」も気になりました☆★
文庫本になったら…ぜひ読んでみたいと思います!楽しみです♪
Posted by ブクログ
【あらすじ】
西洋菓子は開化の夢――。
明治の築地居留地近く、甘い香り漂う風琴屋(ふうきんや)。今日もまた、お菓子目当ての若様たちが集って嵐が巻き起こる!
お江戸が東京へと変わり、ビスキット、アイスクリン、チヨコレイトなど西洋菓子が次々お目見え。築地の居留地で孤児として育った皆川真次郎は、念願の西洋菓子屋・風琴屋を開いた。今日もまた、甘いお菓子目当てに元幕臣の警官たち「若様組」がやってきて、あれやこれやの騒動が……。キュートな文明開化(スイーツ)物語。
【感想】
そこまで面白くはなかったです。
西洋菓子店の真次郎と巡査の若様組と呼ばれる元士族の長瀬達が明治時代の中で人の為に色々頑張る話…って感じでした。
他レビューで主人公が誰か分かりづらいというレビューが多かったですが、まあ真次郎なのでしょうが長瀬達巡査が主に動いてもいるので小説で一人を主人公としたい人には誰が主人公が分かりづらいという事なんだと思います、私も小説や漫画の主人公は基本的に一人がいいので誰か分かりづらい小説は嫌でした。
まあ明治時代の西洋菓子を各タイトルに使ってる割にはそこまでお菓子が話に絡んできませんし(毎回少し真次郎が西洋菓子を誰かに届ける、作るの描写があるだけで大部分は明治で起こった事件の話)どちらかというとミステリー小説だと思いました。
真次郎の幼なじみの沙羅との恋愛ものにしては、彼女も真次郎に婚約の結果がどうだったのか何故か意味深に質問の答えを隠していて結局真次郎が好きなのか最後まで分からないので…恋愛って感じではないですしね、真次郎に対して失くした似たリボン貰ってそれらしい感情出してる割には恋愛描写が少なすぎますから。
ちなみに明治の新聞社の悩み相談は本当はペットの犬や迷子の相談や恋愛やら浮気やら色々あったのですが、真次郎と長瀬のゴシップ的な感じだったので何かつまらなかったですね…まあ町民達を面白くさせる為に悪く書く新聞社記者も中にはいるのでしょうが。
ちなみにいくら薄給の巡査とお金があまりない西洋菓子店の店主とはいえ、お金に困った時だけ、やたらと成金の沙羅を頼りにするという点はどうなのかなと思ってしまいました…これじゃ二人はお金としてしか沙羅を見てない感じに思えます、まあそれだけ階級低い身分はお金を集めるのが大変な時代と職業だったのでしょうけど。
同作者の作品、明治金色キタンと明治妖モダンは面白い事を期待します。