あらすじ
忙しく働いているのに、金銭的な余裕を感じられない。気が付くとスケジュールが埋まり、自分の時間が減っている。いつの間にか付き合う人の多くが、仕事関係の人ばかりになっている。自分の暮らす部屋を眺めると「なぜ買ったのかよくわからない物」がいくつも転がっている……。仕事や人間関係を抱え込みすぎて、「息苦しさ」を感じたなら、この本を読み進めてください。自分らしく自由に生きるための唯一の方法–それが、この本でお伝えする「持たない生き方」です。
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Posted by ブクログ
仕事もお金も人間関係も、あえて新しいやり方、考え方を試してみることで自分にとって何が必要で、何が必要でないかが見えてくる。人生はひとつの壮大な実験。正解でも不正解でも、成功でも失敗でもそこで得た経験はあなたの財産となる。
なにを捨て、何を残すかを自分の価値観に照らし合わせ選択していく。
島根県海士町
ないものはない←キャッチフレーズ
筆者の場合、仕事と遊びの垣根をなくすこと、好きなときに好きな場所で生活しながら仕事をすることを柱に持つ、持たないを選んでいる。
重要なのは、柵の内側と外側の視点
できない理由を探すのは、マイナスの複利をふやすこと
持たない生き方とは、自ら考え、選択し、幸せに、自由に暮らしていく生き方の提案
ルーティンを感じたら壊す勇気を持ち、行動する
デジタルツールを使うスキルは、一生役立つストック型のスキル
会社の外に出ても通用する人の共通点は勉強と自己投資
筆者が人生で大切にしていること
自分で考え続けること
過去の常識をリセットすること
実験し続けること
少しの勇気をもつこと
Posted by ブクログ
仕事ができない人ほど長文と手書きにこだわる
会社を愚痴る人と会社を自分好みに変えられる人の違い
大事なのは何をして、何を残すかを決断する自分を取り戻すこと
好きなことを仕事にするのではなく、好きなことが仕事になる
ビジネスパーソンにとっての練習は勉強です
Posted by ブクログ
一言でいえば、自分の価値観を持って生きる。そのためには、自分にとって本当に必要なものだけをもつことが大事で、それ以外は自分の生き方を縛るだけの不要なもの。著者の考えが非常に伝わってくる内容であった。ただし、著者の考え方全てを受け入れるかどうかは本人次第。
・あなたが何を望んでいるか明確にわからないのなら、まずは「やりたくないこと」だけを紙に書き出してみましょう。
・仕事も、お金も、人間関係も、あえて新しいやり方、考え方を試してみることで自分にとって何が必要で、何が必要でないかが見えてくる。人生は1つの壮大な実験です。正解でも不正解でも、成功でも失敗でも、そこで得た経験はあなたの財産となります。
・日本では人と違う生き方をしようとすると、異質な存在として周りから非難されることがあります。また、日本で生まれ育っうち、自然と周りの人と合わせなければいけないという感覚も育まれてしまうのです。しかし、いい人ぶってみたり、常識人であろうと過剰に頑張ったり、周りに気を遣いすぎて自分の意見が言えなかったりするのは、やり過ぎです。周りを気にして自分の行動を変えてしまったり、他人と自分を比べてしまうようでは、あなたらしいライフスタイルを作ることはできません。なぜなら、他人と自分を比較することは、周りと同じでありたいという思考がべースにあるからです。他人と自分を比べて、「自分はあの人のようにできない」などと考えるのは、誰かの作った価値観で自分を縛っているのと同じこと。
・、ライフスタイルを築いていきたいと本気で思うなら、「人からどう思われてちいい」とーうくらいの覚悟を持つこと。持たない生き方に必要なのは、「自分を持つ」という覚悟です。
・目分で考えて、行動する。矢面に立つような人生を送ることです。当事者になって精一杯やり始めると、周りの目や平均は気にならなくなります。
・重要なのは、柵(ここでは会社を指す)の内側の視点と外側の視点。この2つの視点を持ちながら、自分がどちらに向いているタイプなのかを見極めること。そこで、1つの判断基準となるのは、仕事に対する態度です。常に上からの指示を待っているのか、自分でやるべき仕事を見つけてきているのか。会社で働く人のスタンスは大きく分けると、そのどちらかに当てはまります。指示がないと仕事ができない人は、その姿勢を変えないかぎり、柵の外に出る準備が不足していると言えるでしょう。
・「正解が見つかったら動きます」と言っていたら、永遠に何も変わりません。とりあえず動いてみればいい。違ったら変えればいい。踏み出す前に「大変なリスクだ」と思っていたことのほとんどは、通りすぎてしまえぱどうということもありません。失敗したと感じたら、その時点で修正すればいい。
・大切なのは「便利さの一方で、失っているものがある」と知ることです(例えばカーナビがあることで簡単に目的地にたどり着けるようになったが、地図を覚えることがなくなってしまった)。
・自分にとって何が幸せかわからず、進みたい道が決まっていない人は、常に不安を抱えています。その不安を埋めようと物を買い、必要以上に人とのつながりを求め、それでも満足感を得られずに「もっともっと」と自分を縛っていきます。かつては社会や会社が与えてくれるものに乗っていれば幸せになれました。しかし、今は何が自分にとって幸せなのか、自ら考え、選ばなければ満足感を得られない時代です。
・そこで大事になってくる価値観が「持てるけれど、持たない」という感覚です。必要な物を持ち、いらない物は持たない。個人個人がそのバランスについて真剣に考えること。それがこれからの幸せな生き方の土台となります。我慢して持たない生活とは異なる。
・好奇心よりも諦めの気持ちが先に立ち、新しい体験やチャンスを前にしても「いや、やつてみてらいいけど、まあ、このくらいでしょう」と尻込みしてしまう。この知った気になる、わかった気になるというのは人生においてマイナスにしかなりきせん。夙しらせずに知つた気になるょりも、何事にも興味を持って行動する方が新しいインプットになる。大切なのは日頃の行動範囲から一歩外に出ること。自分が普段やっていないことをしてみること。それが思考のストレッチとなり、あらゆる状況に応じて対処できる柔軟性を育みます。
・貰うという行為は完全に受け身たからです。持つ必要のない物を受け取ること、特に欲しくない物を無料だからといって手にしてしまうこと。安易に何かを受け入れてしまうのは、自分で判断するのを放棄したのと同じこです。
・同じであることは、ラクであることとつながっていますが、わたしは定期的にラクな状態を壊すことも大切だと思っています。
・年賀状が途切れ、お中元やお歳暮の行き来がなくなり、それで付き合いがなくなっていくようなら、元々、薄いつながりだったということです。
・交流会などで「この人は!」と感じた相手とは「今度」「そのうち」「近いうちに」ではなく、知り合ったその場で次に会う約束をし、スケジュールを入れてしまう。人との縁がタイミングによって大きく左右されることを知っていて、直感的に行動を起こします。加えて、重要なのは「誰を知っているかではなく、誰に知られているか」です。目指すぺきは、自分が頼るのではなく、むしろ相手から頼られるような関係です。
・長文でメー十を送ってくる人。彼らは、長いメールは書いている「自分の時間」たげでなく、読んでしる相手の時間」まで奪うことになることを理解していません。また、メールの文章がずるずると長くなってしまうのは、自分の思考が整理されていない証拠でもあります。
・好きと仕事の関係で大前提となるのは、いきなり好きなことを仕事にしてはいけないということです。まずは個人としてきちんと稼げるビジネスのスキルを身につけ、好きなことを趣味として自由に楽しめるライフスタイルを作りあげていきましよう。
・会社で働く人にとっての試合とは?と考えた場合、通常の業務そのものが試合と言えるでしょう。プロのスポーツ選手と比べると、会社員が行う試合の回数は多く、プレー時間も長く、出場機会にも恵まれています。試合のための練習は「勉強」になる。勉強をしないで業務をするのは、練習をしないで試合をするのと同じこと。
・目分にとっての「仕事」と「作業」は何かを区別し、「仕事」に労力を注いでいきましよう。というのも、与えられる仕事の中には、重要な「仕事」がある一方で、意外と多くの「作業」が交じっているからです。「仕事」と「作業」を見分ける判断基準となるのは、「それが成果につながるか?」という視点。
・あなたは「お金がいくらあったら安心ですか?」と聞かれたら、いくらと答えるでしょうか?この質問に、「今の倍欲しい」と答えてしまう人たちは、幸せな暮らしを実現するために自分のやるべきこと、やりたいこと、本当に必要なモノがわかっていません。