【感想・ネタバレ】皇帝と拳銃とのレビュー

あらすじ

私の誇りを傷つけるなど、万死に値する愚挙である。絶対に許してはいけない。学内で“皇帝”と称される稲見主任教授は、来年に副学長選挙を控え、恐喝者の排除を決意し実行に移す。犯行計画は完璧なはずだった。稲見はそう確信していた。あの男が現れるまでは(表題作)。劇団を主宰する間宮想悟は、借金の即時返済の代わりに恋人の看板女優を差し出せと実の叔父に強要され、その場で彼を殺害するが――(「恋人たちの汀」)。倉知淳初の倒叙ミステリ・シリーズ、全四編を収録。〈刑事コロンボ〉の衣鉢を継ぐ警察官探偵が、またひとり誕生する。/解説=香山二三郎

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Posted by ブクログ

ネタバレ

文句なしに面白かった!!!
犯人視点で乙姫警部がどのような推理で犯人の嘘を暴いていくのか、矛盾を暴いていくのか、とても楽しかった。
個人的に一番好きなのは皇帝と拳銃と。
自分を犯人から外すためにしたことが巡り巡って自分の首を絞める決定打になる、犯人視点だけどなぜ、どうやって、を楽しめた。
終始不遜な態度の犯人好きすぎる〜!
せっかくなのでコンビらしい感じが続編で見れたら嬉しいなと思う。

倒叙ミステリーっていうの?
あまり読まない(見かけない?)けど面白かった!

一度でいいから言ってみたいんだよね、刑事に返す余地のないほど詰められたあと下手に反論したり無罪を視聴する訳ではなく「いつから怪しいと…?」とか余裕なフリして聞くシーン。

「もう一つだけいいですか」なんて聞かれたら自分はその時点で全部顔に出て挙動不審になる自信があるわ

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2025年03月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2017刊行 4つの話
犯人側の視点から
犯行の首尾を語り
その後捜査担当警部が
事件の真相を暴く倒叙形式のミステリー
①小説家の四季杜忍のカタワレ
②大学の主任教授 あだ名が皇帝
③劇団の脚本家 間宮〜恋人が美凪
④写真家の伽也          が犯人

①は「なぎなた」で読んだ小説
②は殺された人が自分的には
 共感しない人だったのであまり同情しなかった
 犯人は嫌いな感じの人だったので
 警部に犯行が暴かれて気持ち良かった
③は恋人を守るため殺人をし
 犯行も自白してしまったので
 少し可哀想に思った
④は犯人が自虐的すぎて..
心理学の醜形恐怖症いうのが根本原因
 心理学の話はお腹いっぱいで
 あまり好きではない
 プロポーズされた時
 普通に結婚していれば
 起きなかった事件
 〜症て(本当にあるのかわからないけれど)
めんどくさいものだと思った

事件の現場や死体を見て
その周りにある証拠(結果)から
色々な可能性を(考察)して
事件の経緯や犯人を見つける
て歴史の読み解きみたいで面白かった
井沢さんの「逆説の日本史」(凄く好きな本)
思い出した
この形の小説を又読もうと思った

 
 
 

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2023年08月10日

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