あらすじ
一度見た人間の顔を忘れない麻生瞬は、膨大な数の指名手配犯の顔を覚え、街角で地道な『見当たり捜査』を行う警視庁捜査一課の専門部署『特殊能力係』に配属されて早一年。ある日、上司の徳永と二人きりでいるところへ謎の美女が訪れる。徳永に「美貴子さん」と呼ばれ親しげな彼女は一体何者なのか? 気になって仕方がない瞬は、見当たり捜査中、指名手配犯リストに載っている男に声をかけられた。が、警戒する瞬に道を尋ねてきた男は、病により既に自分の犯した罪も名前さえも忘れていた――。特能バディの事件ファイル、シリーズ第7作! 忘れてしまった罪は、なかったことになるのか?
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Posted by ブクログ
シリーズ第7弾。
徳永に謎の美女が訪ねてくる。
謎の美女美貴子は、徳永が新人時代にお世話になった冨樫の妻だった。冨樫は、アルツハイマー認知症と診断され、、
冨樫が自殺未遂をして搬送される。
しかし、自殺未遂に見せかけた殺人未遂だった。
犯人は、妻とその浮気相手。
Posted by ブクログ
特殊能力係の徳永の元へ、突如謎の美女が訪ねてくる。親しげに『美貴子さん』と、女性の事を下の名前で呼ぶ徳永が気になって仕方ない瞬。
そして操作中に指名手配犯を発見するも、男はアルツハイマーで犯罪の記憶を全く持っておらず…
今回のテーマはアルツハイマー。
美貴子の正体は徳永の元先輩刑事・冨樫の奥さんだったけど、ラストは何度も後味の悪さがありました。美貴子想っていた冨樫と、それと真逆の想いだった美貴子。バツイチの冨樫がようやく巡り当てた相手だと感じていたのに、とてもやるせなかったです。
瞬も自分の甘さを再確認して、また成長した様に思いました。
Posted by ブクログ
事件そのものより、忘却って救いにもなり痛みにもなるっていうことを改めて思わされた。
忘れることと記憶を失うこと似て非なる印象だなぁ。
2023.5.20
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Posted by ブクログ
今回のは、ちょっと読後感が複雑
別れた奥さんとか、子供とか出て来るのかと、ベタな想像をしたのですが…
まあ、出てきたら出てきたで、都合良すぎると感じたでしょうけど