あらすじ
生物とは何か、生物のシンギュラリティ、動く植物、大きな欠点のある人類の歩き方、遺伝のしくみ、がんは進化する、一気飲みしてはいけない、花粉症はなぜ起きる、IPS細胞とは何か・・・。最新の知見を親切に、ユーモアたっぷりに、ロマンティックに語る。あなたの想像をはるかに超える生物学講義!全世代必読の一冊!!
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Posted by ブクログ
第1章 レオナルドダビンチの生きている地球
モナリザを書いた理由
地球と人間は似ている
第2章 イカの足は10本か
第3章 生物を包むもの
第4章 生物は流れている
生物は平衡状態ではない
平衡…分子の出入りが同じで、見かけ上無変化
生物は散逸構造である
散逸…エネルギーが熱に変化する不可逆過程
第5章 生物のシンギュラリティー
自然選択は生物の条件
第6章 生物か無生物か
代謝をしない生物はいるか …ロボット
複製を作らない生物はいるか …自然選択がない
仕切りのない生物はいるか …台風
第7章 様々な生物
細菌やアーキアは下等な生物と言う偏見
第8章 動く植物
生きている時から樹木の大部分は死んでいる
心材(シンザイ)は死んでる(シンデル)
第9章 植物は光を求めて高くなる
なぜ裸子植物は高くなれるのか
第10章 動物には前と後がある
口がある方が前
第11章 大きな欠点のある人類の歩き方
人類の2つの特徴
直立2足歩行と、牙を失ったこと
人類以外に直立2足歩行をする生物はいない
直立2足歩行の利点
1.太陽光にあたる面積が少なくなる
2.頭が地面から離れるので涼しくなる
3.遠くが見渡せる
4.大きなのを下から支えられる
5.歩くときのエネルギー効率が良い
6.両手があくので武器が使える
7.両手があくので食料を運べる
直立2足歩行の欠点
移動速度が遅い
第12章 人類は平和な生物
人類は平和な生物
チンパンジーに比べ小さいヒトの犬歯
昔は人類は凶暴な生物だと思われていた
犬歯の縮小700万年前
最古の石器は330万年前
→武器のお陰で牙が縮小したのではない
→オス同士の争いが穏やかになった仮説
直立2足歩行の利点と一夫一妻的な社会
一夫多妻や多夫多妻ではオス同士が争う
オスが子育てに参加
一夫多妻…子が多くオスは子育てしにくい。
多夫多妻…食物を子に運ばないオスのほうが
生存率が高く子も残せるはず。
一夫一妻…子育して生存率が高まれば遺伝。
進化で重要なのは子供の数
強い仮説ではないが、現在では最強の仮説
第13章 減少する生物多様性
多様性が高いと生態系は安定する
第14章 進化と進歩
人は進化の最後の種ではない
尿素…タンパク質→アンモニア→尿素
洋膜卵…卵を乾燥させない
尿酸…水分を尿で減らさない
「存在の偉大な連鎖」を超える進化
自然選択で生物が進化することを発見
安定化選択…平均的な個体が子を多く残す
方向性選択…極端な変異の個体が子を多く残す
第15章 遺伝の仕組み
第16章 花粉症はなぜ起きる
数十億とも言われる抗体の種類
第17章 がんは進化する
がん細胞が免疫にブレーキをかける
第18章 一気飲みしてはいけない
第19章 不老不死とips細胞