【感想・ネタバレ】論点別 昭和史 戦争への道のレビュー

あらすじ

昭和の戦争と社会を理解するための10の謎に迫る!

天皇――なぜ立憲君主が「聖断」を下したのか?
女性――戦争に反対したのか協力したのか?
メディア――新聞・ラジオに戦争責任はなかったのか?
経済――先進国か後進国か?
格差――誰が「贅沢は敵だ」を支持したのか?
政党――なぜ政党内閣は短命に終わったのか?
官僚――なぜ官僚が権力の中枢を占めるようになったのか?
外交――なぜ協調外交が戦争を招いたのか?
日米開戦――なぜ回避できなかったのか?
アジア――侵略か解放か?

この一冊で昭和史研究の最前線がわかる!
女性差別、SNSと言論、格差社会、官僚主導、対アジア外交……、
今日の日本が直面している諸問題の歴史的な起源は戦前昭和にあった!
日本近現代史研究の第一人者が昭和史の実像に迫る一冊。

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Posted by ブクログ

昭和史に関するサーベイ論文のような印象だった。著書も気を付けたと書いているけれど、正確に書こうとしつつ、わりと読みやすい。これまで近現代をほとんど咀嚼しないままだった自分が、最初に読むのにちょうど良かったように思う。
200819

0
2020年08月19日

Posted by ブクログ

サブタイトルが示すようにここで取り上げる昭和史は1926年〜1945年の間。なぜ戦争に向かったのかを10のテーマごとに論じていく。なかで「メディア」「女性」「外交」には、はっとさせられた。ずっと協調外交を展開していたのに戦争に突入した不思議は残念としか言いようがない。「現代が昭和の戦争前の状況に似てる」との著者の主張には賛成できないけど、政治が国民と乖離していくと悲惨な結末に向かうってのは確かでしょうね。

0
2020年06月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1926年から1945年までの歴史を10の論点で分析する。
いかにして戦争に向かったのか?回避はできなかったのか。戦争がもたらした効果は何か。

0
2020年02月24日

Posted by ブクログ

<目次>
はじめに
第1章  天皇~なぜ立憲君主が「聖断」を下したのか?
第2章  女性~戦争に反対したのか賛成したのか?
第3章  メディア~新聞・ラジオに戦争責任はなかったのか?
第4章  経済~先進国か後進国か?
第5章  格差~誰が「贅沢は敵だ」を支持したのか?
第6章  政党~なぜ政党内閣は短命に終わったのか?
第7章  官僚~なぜ官僚が権力の中枢を占めるようになったのか?
第8章  外交~なぜ協調外交が戦争を招いたのか?
第9章  日米開戦~なぜ回避できなかったのか?
第10章  アジア~侵略か解放か?
おわりに

<内容>
昭和史(戦前)を10の切り口から解き解いていくもの。新書なので深い分析はないが、高校生くらいが考えるにはちょうど良い分量と内容。巻末に詳しく読み解くためのブックガイドをついていて、これから研究するのによい。

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2019年12月30日

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