あらすじ
時代に逆行した乗り物――人力車。
だけど乗る人を笑顔にできる素敵な乗り物でもあるのです!
家庭の事情で高校を中退した吉瀬走は、生きるために夢中になった陸上も辞めざるを得なかった。
そんな中、陸上部OBの前平が現れ、人力車のひき手をやらないかと誘われる。
車夫の条件は、走るのが好きなのとイケメンであること!?
浅草の「力車屋」で車夫となった少年と同僚や客らとの交流が瑞々しく描かれた感動の物語。
期待の新鋭作家、初の文庫化作品!
「人力車が運ぶ一期一会の幸せを感じました」(女優・奈緒)
解説・あさのあつこ
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Posted by ブクログ
17歳の吉瀬走を中心に、色々な人生を描いています。両親に捨てられてしまった吉瀬走が部活のOBである前平に車夫の仕事を勧めてもらって、一緒に働き出す話もとても心に残りましたが、お客の増岡大樹、勤め先のおかみさんである神谷琳子のお話も心に残りました。続きもあるので、又、読んでみたいと思います。