【感想・ネタバレ】メロウレイン ふったらどしゃぶりのレビュー

あらすじ

同人誌、ペーパー、小冊子、サイト掲載SSなど一挙収録。身体から先にお互いを知った一顕と整が、手探りで恋人同士になっていく日々を追った、名作「ふったらどしゃぶり」総集篇。

(収録作品)「アフターレイン」、「秋雨前線」、「ハートがかえらない」、「LIFE GOES ON」、「恋をする/恋をした」、その他掌篇、「泡と光」、「ひかりのにおい」、「ひかりのはる」、「恋をした/恋をしている」(書き下ろし)
※本作は『メロウレイン 完全版』上下巻にも収録されております。重複購入にご注意ください。

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ラブラブなふたり

ふったらどしゃぶりの続編でとにかくラブラブなふたりを堪能できます。
お互いの部屋で浴室でホテルでクリスマスにお正月、初めての二人旅行に社員旅行、極めつけは社内で。そこには雨があってまさにメロウレイン。
整がだんだんと気持ちを言葉にするようになっていく変化は読んでて嬉しかった。恋をする/恋をした ではSNS を通して顔も知らない相手の気持ちに共感しちゃうストーリー展開はとてもリアルでぞくぞくしました。そして最後の 恋をした/恋をしている で回収までしていただいて読み応えあり。
ふたりのラブラブぶりがほんとに羨ましいし幸せな未来を願ってます

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2020年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

付き合おう、とようやくスタートラインに立ったふたりが恋人同士になっていく過程の物語。
後半の方だけ何冊か読んでいたので知らなかったエピソードがいくつも読めて本当にうれしい〜。
体を先に知ってセックスで結ばれた後に恋をして日々を積み重ねていくふたりの何気ないやりとり、同じ会社の同期であることの摩擦や社内での様子、周囲のゆっくりとした変化、さまざまな思いに愛おしさが募るばかり。
安達くんがお父さんに……そうかそうかぁ。
日常を彩るエピソードがどれも印象的でしょっぱなの巻き寿司からかわいすぎてきゅんきゅんしてしまった。

セックスで結ばれている、というふたりの強いつながりと思いのあり方が落としていくいくつもの光と陰が眩くて切なくて痛くて愛おしい。
整のどうしようもないアンバランスさと、家族を失った末の弔いの色と痛みを携えたまま、一顕と生きていくことで得ていくものに胸が苦しくて温かくなります。
どれをとっても一穂さんの非凡さが溢れている。

些細なことでお互いに嫉妬をして、ちいさな喧嘩をして、互いの胸の内でくすぶる痛みのありかに気づく。
それでもお互いが大切だから心を分かち合い、何度も繰り返し溺れるようにセックスで結ばれ合う。それでもそこにいつか終わりがあることを知っている。
どうしようもなく好きで、見届けさせてくれてありがとうの気持ち。
どの作品にも言えることですが、何気ない会話のセンスがとんでもなく冴えていてめちゃくちゃ面白くて痺れてしまう。それがラブシーンの中にごくごく自然に入り込んでくるところがたまらなく好きです。
どのカップルもそんな感じではありますが、このふたり、いちゃいちゃしながらの会話が本当に可愛い。
ふたりとも気遣いと優しさが溢れながら楽しく愛し合ってくれるのでそういった点ではらはらしないのもよいですね。
国江田さんは明日も仕事があるからご無体しないであげてとか、志緒ちゃんがちょっとかわいそうだよって思う時があるから…笑

メイト特典カードのエピソードが短くて何気ないのにすごくすごく優しくて愛おしくてだいすき。

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2019年10月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ふったらどしゃぶりの番外編を集めたもの。
アフターストーリー。

本編で、メル友から急に体の関係になってしまった二人が(それでももう心もともなっていたけども)
どんどんその恋を深めていく感じかなぁ?

もう「恋人」として安定している二人なのであんまり大きな障害もなく、日常+αを見ている感じ。

こんなに心を通わせているふたりなのに、なぜか一緒には住まない。
そこにもちゃんと考えがある。

お互いに昔の恋を知っていて、その事を踏まえた上で、相手を想っているのもなんか大人の恋愛な感じがしていい。

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2025年01月30日

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