【感想・ネタバレ】上機嫌な言葉 366日のレビュー

あらすじ

人生で一番すてきなものは、上機嫌!
生きること、恋、人間の面白さ――田辺聖子が生んだ数々の作品から、珠玉の言葉たちをぎゅっと凝縮。
人生を面白く愉しむ達人・お聖さんのチャーミングな366の〝上機嫌な言葉〟。

「コセつかず、咎めだてせず、目を三角にしないこと」
「相手の知らぬことを言うときは、羞じらいをもっていうべき」
「男は犬に似ている」
「人間を洞察すると、ゆるすほか、なくなる」

「一月 人生をおいしくする」など、月ごとのテーマと、1日ひとことの言葉は、日々の暮らしを豊かなものに見せてくれます。
白黒つけない曖昧な部分にこそ宿るオトナの智恵が、硬い頭と心を解きほぐしてくれる、常に傍らに置きたい一冊。

※この電子書籍は2009年4月に海竜社より刊行された単行本を、文春文庫より2019年10月に文庫化したものを底本としています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

まさに珠玉の言葉たち。
何度、お聖さんのアフォリズムに救われたか。
お聖さんの最期はまさに「アア、楽しかった!」生き残る人にシッケイ!と手をあげて、「楽しかったね」と握手して逝ったんだろうな。
天国でカモカのおっちゃんとおいしい料理をあてに飲みながらおしゃべりしているんだろうな。

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2019年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これからの生活の見え方が若干変わるような気がする、そんな素敵な教えにたくさん出会えた。読むたびに心に残る言葉が変わりそうで、また読み返したいな。

▼一部抜粋

【私は人生を楽しむために生きるのだ、と思っている。そして私の場合、楽しむことは人を愛すること、人に愛されること、にほかならぬのである】

↑ほんの数日前にふと、人に愛を与えられるような仕事が理想だなーとか思ってたから、勝手にビビっときた。

【人間は、自分がしてもらうだけでなしに、相手にしてあげる面白さ、喜びを覚えたほうが愉快である】

【自分の心の中から湧き出てくる興味や好奇心が、おのずと自分をつきうごかす、そういう「ひとりあそび」は、いくつになっても女の人を若々しくする】

【われわれ女性は、こういう「小説の香水」を、人生のハンカチにしたたらせ、女の肉体にくゆらせて楽しむことを知っている】

ひらがなの使い方も好き!

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2023年05月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

素敵な言葉に癒されました。
後半の方が私には響いた言葉が多かったかなぁ。

私は人生を楽しむ為に生きるのだ、と言っている田辺さんの考え方が素敵。

女性の力量は、引き際に現れるんだって。
私いつも引き際ネチネチだし、自分の心がないのに、時間や思い出に縛られてその場をすっきり離れられない。
やっぱりもう少し、大人ぬならないとなと改めて思った。

年こそはうつりゆくなれ
人こそはかわりゆくなれ
かわらぬものは
おとめの日のゆめ

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2021年03月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初めて見る漢字や言葉が結構あった。似たような言葉や表現の日も結構あった。もう少し、色んな経験を得てから改めて読んでみたいとも思う。そうしたら、もう少し書いてある言葉を咀嚼できるかもしれない。

一部抜粋

2月2日
いい小説などは宝石やドレスなどとおんなじに、人の心を美しくさせ、たのしませるものだ。
3月21日
私は、この世の中でどれほど楽しみをみつけ得るかということが、女のかしこさの度合いだと、思う。自分にどれだけ美味しいご馳走を食べさせてやるか、ということ。
3月23日
化粧水もクリームも自愛の手つきで。事務的にしてはダメ。自分自身との対話だから。
3月24日
ものを一つ捨てるのは、人生を一つ、捨てることである。
4月20日
よい友人、友情に恵まれるには、自分にその値打ちがないと。そして友情を育てようとする、熱意がないと。せっかくよい友人を得かけても、親しさに馴れて傷つけ、去れせてしまうことも。
5月24日
人と人との車間距離をとれることを、オトナの教養だと思う。
6月23日
灯のついた町は、雨というセロファンに包まれて、キャンデーのかたまりみたいにキラキラしている。
7月6日
人生の意義は、自分が何回、笑顔になったか、ヒトの笑顔をどれ程見たかで、充実度がはかられる。
8月25日
手紙をもらうと、その人の心までもらった気がする。
9月21日
血肉になっていない知識は、知らないのと一緒。
10月31日
人柄にも賞味期限がある。人柄は修行すれば、旬でいられる。周囲への配慮、というのが人間の必要最低限の愛で、旬の条件。
11月11日
小さいひとこまに、毎日の楽しさというものが、きれいな色で塗られてゆくと、生涯の終わりに、びっくりするようなきれいな模様を描き上げているのを発見する。
12月6日
人生はトシ相応のタカラが、ゆく手ゆく手に埋められてある。

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2021年09月23日

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