あらすじ
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NHKスイッチインタビュー「安田章大×清水研」で紹介 (2024年2月9日放映)
元プロボクサー・金メダリスト 村田諒太 推薦
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国立がん研究センターで、
がん患者さん3500人以上の方の話を聞いてきた精神科医が伝えたい
死ぬときに後悔しない生き方
今、生きづらさを感じているすべての人へ
人生の締切を意識すると、明日が変わる。
「もしも1年後、この世にいないとしたら――」
そう想像したとき、今やろうとしていることを変わらずに続けますか。
それとももっと別のやりたいことをやりますか。
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大切なものはなにか、
立ち止まって考える機会をもらえました。
―― 村田諒太
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がん告知後にうつ状態になる人の割合は5人に1人、
がん告知後1年以内の自殺率は、一般人口の24倍。
「告知後のショックは計り知れない大きさですが、
それをきっかけに、残された時間を前よりも自分らしく生きるように変わっていく方が多くいらっしゃいます。
そんな方々のお話を伺う中で、逆に医師である私が人生について教えてもらうことが山ほどありました」
【目次】
序章 がんは体だけでなく心も苦しめる
第1章 苦しみを癒すのに必要なのは、悲しむこと
第2章 誰もが持っているレジリエンスの力
第3章 人は死の直前になって、心のままに生きてないことに気づく
第4章 今日を大切にするために、自分の「want」に向き合う
第5章 死を見つめることは、どう生きるかを見つめること
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自身の目が緑内障と診断され、近い将来に失明する可能性があることを思い、それを恐ろしいと悩み、落ち込んでいた時に、たまたま、この本のタイトルが目に留まり、読むことになっま。
死と比べれば軽いものかもしれないが、その時の心境があって、この本の内容は、自分事として、とても心にひびくものだった。
自身に置き替えて、もし1年後に目が見えなくなるとしたら、目が見える今、何をしたいのか?生きる意味を考えさせてくれた本であり、
自暴自棄の気持ちから、日々感謝できる毎日に変わった。このタイミングで出会えたことに感謝したい。
Posted by ブクログ
もしかすると、人間ってそんなに弱くないのかもしれないと思いました。
ありのままの自分でいられるように、胸に手をあて、自分の本当の気持ちを聞いてみようと思います。
Posted by ブクログ
気持ち的にとても辛い状態だったので手に取りました。今の悩みが些細なものとは言いませんが、今ある健康や普段の生活がいつ崩れてもおかしくはないことに改めて気づきましたし、その時きっと後悔すると思いました。
もっと今やwantに誠実であってもいいんだ、あるべきだそう思わせてくれ、読んでよかったです。
Posted by ブクログ
経験した身としては、胸が苦しくなるくらい患者の言葉を含め書いてあることに共感するし、自分の境地と一致するところが多い。振り返れば「そういうことだったな」と思う。自分は生きており、これからもしばらく生きていけそうなので、ここに書いてある事を忘れずに日々を過ごしたいと思う。
Posted by ブクログ
薄くてあっという間に読み終えてしまった。
自分の心の中のMUSTばかりで生きるもう1人の自分に縛られず、WANTを知ってそのように生きる事を語られていた。
本当に良い本でした!
Posted by ブクログ
精神腫瘍医(がん専門の精神科医および心療内科医)である著者が、患者の方々と対話を重ねる中で得た生き方についての気づきが、優しい語り口でまとめられています。
今日一日があることに感謝する
「普通の日」の連続が幸せ
シンプルなだけに、健康な方にはありきたりな言葉に見えるかもしれません。
しかし、患者の方々が病を受け入れていく過程は、一度健康を失った経験を持つ私自身にもとても納得できるものであり、
この本の背景となった、様々な命の物語に思いを馳せると、深く心に染み入る作品でした。
Posted by ブクログ
人は苦難と向き合う力『レジリエンス』が備わっている
でも
自分のレジリエンスを発揮することを阻むもう1人の自分がいる
このもう1人のの自分がどのくらいやっかいかによる
wantの自分
mustの自分 と考えるとわかりやすい
多かれ少なかれ育ちの影響ってあるんだなと
そんな自分と向き合いなさいって
がんになるということは言われてるのかな
と感じた
余命一年と言われたら…
まだ考えたことはなくて、
日々を充実して過ごせていたら
動揺しないで受け入れられるのかな
子どものことが心配になるだろーなー
そこも子どもの事を信じられていたら取り乱さずにいられるのかな
Posted by ブクログ
人生にはやがて死が訪れるということは、みんな知っている。
でも、まだまだ先のことと、みんな思っている。
もしも一年後、この世にいないとしたら、、、
後回しにしている事が次々と浮かんでくる。
あれもこれもと、一年じゃ足りないほど。
忙しいからと言い訳せず、大切なことから順に行動しよう!
私事だが、少し前に上司への忖度に悩んでいて、
『海の教場』を読んで、これではいけないと拒否をした。
あれから数ヶ月、また同じ事が!怒!!
『”must(=こうあるべき)”「空気を読む」「忖度する」
…それよりも、”want(=こうしたい)”の方が大切。
そうでなければ、自分は死ぬ前に必ず後悔する。』
この本にも、また背中を押された気がする。
Posted by ブクログ
さらっと読める本で、病気にかぎらず、壁にぶつかったときに手に取るとよい本だと思いました。
「must」の自分だけで生きると、壁にふつかったときに行き詰る…。
この世に生まれ、せっかく一回だけの旅をする機会を与えられたのだから、いろんな人と出会い、様々な体験をして、豊かな旅にしないともったいない。どうせ終わりが来るんだし、旅と捉えるならば、あまりくよくよと考えず思いっきりやればいいじゃないか。
この本から納得感あるフレーズに出会うことができました。
Posted by ブクログ
今生きていることが当たり前でないということを改めて大切に思えた。
癌になったことで、当たり前のことによりあがたみを知れることも共感できるなと。
癌にはなりたくないけど、毎日が当たり前でないことを理解して大切に生きていこう。
Posted by ブクログ
SWITCHでSUPER EIGHTの安田章大さんと対談しているのを見て、手に取った本。
正直、TVで放送された2回分はそんなにぴんとこなかった。
けど、この本を通勤中に読んだら、すっと身体の中に言葉が入ってくる。
カウンセラーの仕事をされている方ははみなさんそうなのかもしれないけど、やわらかくて否定がなくて穏やかで。苦しんできた時間があったからたどり着いた今、という感じがした。
この本を読んでからSWITCHを視聴したら、空気が本のままでなんかすごく納得した。
他の本も読んでみたいと思った。
Posted by ブクログ
たまに読みたい命の終わりを考える一冊。子育て世代ってまぁほんとに毎日がバタバタで自分の命は必ず終わりが来るっていることを忘れそうになるんですよね。だからこそ、命のカウントダウンが始まったときに心残りが少しでもないように生きたいとこの手の本を読んで思い返しています。とはいえ、悔いなく死ねる人なんていないというのが前提だそうですが。
■今日一日があることに感謝する
これって、病気にならずとも自己啓発本にもよく登場するフレーズではあります。でも、命のカウントダウンが始まったあとの方がより実感するのでしょう。「健康はいつ失われるかわからないし、必ず失われる」という言葉は「あー今日ももう夕方か」と思っている方にはぜひ一度噛みしめてもらいたい言葉だなと思います。もちろん、わたしも含めてます。
■自分は将来ベッドから動けなくなる
「死の間際の人」という言葉をイメージするとたしかに寝ていませんか?そのときの自分が今の自分を見られたとしたら、とても羨ましいと思うでしょう。この体で「最高のお寿司を食べたい」とか、「今までやりたかったAということをしたい」とかwant(=本書では本当にやりたいことをこう表現しています)があふれることでしょう。でも冷静に考えてみてください。「死の間際」でそんなことを思ってもほぼ実現しないんです。ということは、「今」やらないといけないんです。そういう話が著者の経験にからめて出てきます。
■でも、死ぬまでにやりたいことってなんだろう
死ぬ前に後悔するっていうけど、今できる自分がやりたいことってなんだろう?一人で外食?わたしは意外と思いつきませんでした。子育てと仕事をしていると、must(やるべきこと)ばかりでwantを考える余力がないんですよね・・。では、どうするか?本書では、行き当たりばったりでよいと言っています。例えば、コンビニで気になったものを買ってみるとか。それなら今日からできるのではないでしょうか?
Posted by ブクログ
『精神腫瘍医』
がん患者専門の精神科医である清水研先生が教えてくれる
毎日の健康は当たり前ではない
死を見つめることは、どう生きるかを見つめること
mustよりwant
今の自分を大切にして、毎日を大切に生きよう
少し死と言うものへの恐怖が減った気がします
Posted by ブクログ
死について向き合えた本。
先日時期外れのコロナにかかり、重症化したことで自分の死を感じた。床に伏せており、どれだけ健康で普通の毎日が大切なことかがわかった。
がん患者さんに向き合い、心のケアを行なっている筆者。
死が迫る患者さんとのやりとりや、そこから感じた、生き方について書かれている。
日本人のほぼ八割ちかくががんで亡くなっている現実。
私自身、死というものを遠ざけてきた感じはある。
作中に書かれていたが、どこか死を暗く、黒いものとして、考えることを避けてきた。
それは、自分の死、家族の死、親の死、など、考えたくないことだが、全ての人が死ぬということ。
どこか錯覚してずっと生きられると勘違いをしてしまう。
患者さんとのやりとりから、
死を受け入れることは耐え難いことだが、死に向き合って毎日を大切に生きていく患者さんの言葉の数々。
毎日健康に普通に生きていけていることに感謝して、生きていく。
Posted by ブクログ
がん専門の精神科医による本だけど、がんという病気の枠を超えて、「どう生きるか」をテーマに書かれた本だった。
健康な時は、「普通」のありがたさにはなかなか気付かないし、自分の気持ちのままに過ごすことも難しい。
でも、余命宣告を受けていなくとも、誰しも死に向かって一日ずつカウントダウンは始まっているんだよなぁ。
本のタイトル「もしも一年後、この世にいないとしたら。」を自分に問いかけてみようと思った。
Posted by ブクログ
この本は先日、テレビ番組「スイッチインタビュー 」を見て気になり読んでみた。
国立がん研究センターの精神腫瘍科医である清水さんが、がんを告知された患者さんとの対話の中から
学んだこと、感じたこと、死というものとどう向き合っていくべきか、というようなことを綴っている。
この中で強く印象に残ったのは、
自分の中に居座る”must” —しなければいけない—を
少しずつ、”want” —したい—に変えていくことの大切さ。
人生の終着点(余命)がまだ見えていない人も
このことを考えてみると少し気持ちが楽に、前向きになれる気がする。
Posted by ブクログ
生きることの意味を考えるきっかけをくれる、素敵な1冊でした。
今を生きている人の多くの心の中に、mustを訴える自分がいて、それに振り回されてwant-本当にやりたいことを見失ってしまっている。もちろん私も含めて。
がんになったことで人生の期限に対面し、これまでの自分を振り返り本当に成し遂げたいことと向き合う過程が描かれています。
今、少しでも生きにくさを感じている人へ。こうするべきだと考える自分に支配されてしまう人へ。
これまでの自分を振り返り肯定しながら、生きやすい自分になるためのヒントが詰まっている1冊だと思います。
Posted by ブクログ
生きることの意味を改めてストレートに問われた感覚になった1冊。
自分が明日死ぬとしたら何を想うか?
自分にとって生きることの意味は何か?
普段考えることはないが人生にとって大切な問いを考えたいなと素直に思った。
Posted by ブクログ
帯に引かれて購入。
「普通の日の連続が幸せ」
「こうあるべきよりこうしたいの自分を大切にする」
「本当は皆、いつ何が起きるかわからない世界を生きている」
本当にそう思う。
でも実際はそれを叶えたり、守るのは難しい。
精神腫瘍医とがん患者との出会いを書かれています。
その中の1人のがん患者さんは「心が窒息したままで人生が終わることには耐えられない」と話され病気がきっかけになり変わっていかれます。
色々と考えさせられる本です。
Posted by ブクログ
タイトルが何で1年後なんだろうって思ってたけど、早く死を意識し始めてほしいっていう思いが込められてるからなんだと解釈した。生きてることって当たり前のことじゃないと改めて感じた。
私は看護師であり、終末期の患者さんと関わることもある。死については考えることは多いけど、いざ自分が死ぬって考えると怖くなる。けど今からこのような考えをもって1日1日を過ごしたり、準備しておけばいいんだということを学んだ。
医療従事者として勉強になった。
Posted by ブクログ
死を考えるのは、死ぬためじゃない、生きるためなんだ------
今起きていることは『普通』ではない、
『普通』の連続が幸せ!死ぬ時はひとり。
一日一日を、大切にしていきたいなぁと思った♡
Posted by ブクログ
ガン患者と多く接する筆者の死生観が述べられている。
ガンによる死、というより「死」を意識する事によって日々の生活をもっと後悔しないように送ろう、という趣旨。
「死」を扱った本の多くは同じような結論となるので、特に目新しいことは無いが、かといって自分が出来ているかというと疑問なので、もっともっと自分なりの死生観は必要だと思う。
Posted by ブクログ
国立がんセンターの精神科医が、多くの癌患者と向き合った経験から気づいたことなどを語る。死を意識して生きることで、より人生が輝くとの考察が腑に落ちる内容である。心が弱っている人にも読んでほしい。
Posted by ブクログ
母をおくり、父を送り、愛犬を送ったので、次は自分の番だと思って、日々を元気良く生きています。
それで良いって、太鼓判を押された気持ちになりました‼️
Posted by ブクログ
健康の有り難さは、健康なうちにはわからない。自分の余命が宣告された時、冷静ではいられないだろう。人間はいつか必ず迎える死と言う存在をどう考えてゆけばいいのだろう。本書を読んでも答えはない。今から死を身構えていても仕方がない。その時はなる様になるだけだろう。
Posted by ブクログ
著者は、日々自分らしく生きることで充実した人生が送れると言っている。そのためには「Must」ではなく「Want」を意識し、自分の心の声に耳を傾けることが大事だという。もちろんそれはそうだ。当たり前だがこれにはバランスが必要だろう。自分の心だけに従っていては、知らぬ間に他者の迷惑になる行動をとっているかもしれない。
相互扶助を念頭に置きながらも「Want」を意識することで自分らしさをなくさずに生きられるのではないだろうか。
[気なった点]
他者の声と自分の声の区別をどうやって認識するのか?長い間他者の軸で生きていたら、どれが自分の心の声でどれが他者の声なのか分からなくなるのではないだろうか。