【感想・ネタバレ】天の橋立殺人事件のレビュー

あらすじ

天の橋立に向かう急行の車内で、東京の会社員が殺された。彼は不動産を処分して大金を得て、しかも再婚したばかりだった。新妻や昔の恋人たちが容疑者として浮かぶうち、今度は針供養で賑わう京都法輪寺で新しい殺人事件発生! 連続殺人の謎と時刻表トリック崩しに令嬢キャサリンが挑む、豪華絢爛推理。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

天の橋立へ向かう電車の中で殺人事件が起こる。
ちょうど、キャサリンが盲腸で入院していた病院の関係者がいろいろからんでいる。

複雑な関係を解きほぐして行き,最後に問題は解決へ向かう。

別の物語で、大江山の事件もある。

どちらから読んでいるかで前後関係がわからなくなるかもしれない。

1
2011年09月04日

名探偵キャサリンが大活躍

この推理小説の冒頭で主人公のキャサリンが盲腸炎で入院しましたが、実は僕も約40年前に盲腸炎で入院しました。「盲腸炎」と言えばあの「横綱玉の海」を連想する人が非常に多いでしょう。彼は「横綱」の責任感から盲腸炎を我慢して15日間相撲を取りましたが、それが原因で病状が悪化して「現役の横綱」として帰らぬ人になりましたね。この推理小説の連続殺人事件の被害者の一人の「杉崎夫人」が残しました「アラビア石油 6318」と言うダイイングメッセージがとても見事でした。山村美紗氏は若い頃に株の売買で大儲けしましたが、その頃の経験がこの推理小説にも十分活かされています。この推理小説の連続殺人事件の犯人の「野田エミ」は福井県の東尋坊で自ら命を絶ちますが、その直前に主人公の「キャサリン」や彼女の恋人の「浜口一郎」と一緒に「永平寺」を訪れました。この永平寺、「エースをねらえ!」の原作にも登場していまして、宗方仁の親友の「桂大悟」が修行した寺となっています。

#泣ける #ドキドキハラハラ #怖い

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2022年11月21日

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