あらすじ
PC上で輝く星(レビュー)だけが、進むべき道を照らしてくれる――。離婚して実家に戻った恵美は、母の介護を頼んでいるホームヘルパー・依田の悪い噂を耳にする。細やかで明るい彼女を信頼していたが、見る目がなかったのだろうか。動揺する恵美に、母が転んで怪我をしたと依田から連絡が入り……。ネットのレビュー、ブログ、SNS。評価し、評価されながら生きる私たちの心を鮮やかに描き出す6編。(解説・彩瀬まる)
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
04
めっっちゃすき。
誰もが持ってて、でも隠している暗いところを
ちくちくと攻撃してくる。
全部好きだけど、読み終わって二週間経ってもタイトルも内容も覚えているのは キャンディインマイポケット、ジャムの果て、五つ星をつけてよ。
高校生の時、自分よりレベルの高い友達と一緒にいると誇らしさと劣等感があるよね。でも対等じゃないって思ってるから、一歩引いたりしたよね。
ジャムの果てはもうつらい。つらいからこそ心にすごく残る。最後裸足でどこに行ったんだろうか。
五つ星をつけてよ はもーーわかるわかる!
これだけ情報も物も溢れる世界で、自分の評価に自信がなくなって失敗したくないからレビュー参考にして
そしたら自分の意見に自信がなくなっちゃった。
最後、自分自身の評価を下せてよかった。
20200116
Posted by ブクログ
3年以上前に買った積読本で、自分でもどんな内容の本を買ったかを完全に忘れていて、タイトルから承認欲求が満たされない強欲な人の物語かなと思っていたけど、違った。
自分の中で、こうであってくれと願う形を後押ししてほしい、他の人の良い評価によって自分の想いに輪郭を持たせたい、自信を持ちたい、揺らいでる気持ちを支えて欲しいみたいなどことなく孤独感を纏った物語だったように感じる。
最初の章、キャンディ・イン・ポケット。
自分を日陰の人間だと認識する女子高生沙耶、沙耶からすると雲の上の人間だけども通学の電車だけちょうど空いているから一緒に行ってくれる人気者の子。
自分があたかも下かのように感じ腰が低くて遠慮げに振る舞うけれども、沙耶には表出させるまいとしてる独占欲もある。
卒業時にあることがきっかけで沙耶が思ってた2人の関係性ではないことを知り、自責の念に駆られると共に友情を知る。