あらすじ
妻の運転する車の助手席に乗りこみ、東海道を行き来して見聞した五十三次の風景は――。変わらぬ名所旧跡や土地の名物、そして猛烈なスピードで変わりゆく日本の風景を、ユーモアを交え綴る弥次喜多夫婦道中記。自作解説「東海道五十三次クルマ哲学」、武田花の書き下ろしエッセイ「うちの車と私」を収録した増補新版。
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Posted by ブクログ
東名高速完成前の東海道を夫婦二人クルマで旅する珍道中。一応小説とのことであり脚色もあろうが、正に「富士日記」の二人のやりとりが楽しめる。
実際に何回かに分けて東海道を旅しつつ執筆したという毎日新聞の連載小説。本文には登場しないが実は編集者も後部座席で同行していたという。創作を交えつつも楽しい紀行文となっている。
あの「富士日記」マニアには共通するエピソードも多く、文体も似ており、きっと楽しめることだろう。