あらすじ
兄・頼朝に追われ、あっけなく非業の死を遂げた、源義経。一方、成人し、出世するまでの生い立ちは謎に満ちた大陸の英雄・成吉思汗。病床の神津恭介が、義経=成吉思汗という大胆な仮説を証明するべく、一人二役の大トリックに挑む、歴史推理小説の傑作。本編にまつわるエッセイの他、短編「ロンドン塔の判官」を併せて収録。
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Posted by ブクログ
「ミステリ十二か月」より。昭和33年の作品。源義経とジンギスカンが同一人物であるというのを検証したお話。推理小説じゃなくて、歴史の話のようで、ちょっと難しかった。それでも何とも夢のある話だと思う。私が高校のときにもそういう風な説もある、と習った気がするけど、もっとずっと前からこの説は言われていたのだ。しかしこれも推理小説に入るなんて、広いもんだな。