あらすじ
「女房を殺して、捕まえてもらいに来た」と市長宅に押しかけた男。その場に居合わせた作家デュマや市長たちは、男の自宅の血塗られた地下室を見に行くことに。男の自供の妥当性をめぐる議論は、いつしか各人が見聞きした奇怪な出来事を披露しあう夜へと発展する。本邦初訳!
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Posted by ブクログ
間違えて削除してしまった。再度、ブログから感想上げ直しします。
ブログから感想を移しました。
枠形式といわれる物語の中に物語に込められていく語られていくのですが、タイトルの翻訳は大変だったでしょうね。
アラビアンナイトは枠形式の代表です。一つの物語の中にいくつも入っているので、私はマトリョーシカっぽいとか言ってましたが。
この形式はインド文学から大陸を流れて、アラビアでこうした形でまとまったものですので、興味がある方はアラビアンナイトは手に入れやすいですし、一度、読まれることをお勧めします。
インド文学だと「屍鬼二十五話」「ラーマーヤナ」、「カターサリット・ナーガラ―」「マハバーラタ」などが著名です。どれも面白いですよ、大好き。
百物語のような形式も面白かったのですが、物語としては科学的に怪異を解こうと始まる物語が、いつの間にか単なる怪談になるのは勿体ないなと思ってしまった