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じんわり温かくなるラスト
漫画を読んで鳥肌が立つなんて、初めての経験だった。第1巻との対比もあって、主人公とヒロインの成長ぶりがうまく描かれていた。もしかしたら、水墨画なんて1年でうまく描けるはずがないと、経験者の人は批判するかもしれないけど、この物語は生きることを見つめる青年を描いたものだから、湖山先生が言うように、きっかけは「どうでもよかった」んだと思う。最後の2人の絵(特に主人公!)は圧巻だった。本当に展覧会に自分が居るみたいに感じて息を飲んだ。素晴らしい作品に出会えて幸せ。
教えてくれること
美しい絵が描けるのはそれが美しいとわかるから。
美しいもの素晴らしいもの有難いもの、それがわかる心が美しく素晴らしく有難いんだろうと思う。
そしてそこに向かうまでに自分自身や周囲と向き合う必要があるんだろう。
それを教えてくれる作品だった。