あらすじ
【電子書籍には特典として書き下ろしSSを収録】 元警察官でミステリーマニアだった「俺」は、探偵にあこがれて私立探偵となるが、くだらないもめごとに巻き込まれて死んでしまう。 こんなのは本当の俺じゃないんだ。 そう強く願ったことが幸いしたのか、「俺」は記憶を持ったまま異世界の住人として転生し、ヴァンと名乗る。 転生した先は、剣と魔法、そしてモンスターとダンジョンがそこにある、ファンタジーの世界。しかしヴァンは、持ち前の魔術の才能に前世からの知識や記憶を活かして、王都の名門校に入学する。 入学から3年。王女から表彰を受けるほど優秀な成績を収めたヴァンだったが、その表彰式のさ中、惨劇は起きた。不可解と言えばあまりに不可解なこの事件を解決できるものは誰もいなかった。ただ一人、前世ではミステリマニアで「真の探偵」を目指していたヴァンを除いて。剣と魔法の世界に突如として誕生した名探偵の推理がさえわたる「本格異世界ミステリ」、開幕。
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Posted by ブクログ
ずっと気になっていたのをオーディオブックで見つけたので。
異世界転生ファンタジー×ミステリです。
魔法とかある世界観なので密室殺人なんて成り立つのかな?と思っていましたが、成り立っていました。それどころかトリックに魔法を絡めていて、でもなんでもありにはならず…とっても面白かったです!
序盤はよくある転生物なのでちょっとした不安がありましたが、中盤の事件が起こってからが本当に面白くて。夢中で聴いてしまいました。
読者への挑戦状もある本格的なミステリだったのですが、魔法とか関わると全然分からなくて…負けました。笑
Posted by ブクログ
――
こりゃキワモノに手を出したかな、と思ったけれど意外と本格で、楽しく読めました。中盤過ぎくらいまで読んだところで、少し進んだ先に一箇所だけ頁端が黒くなってることに気付いてこれはもしや、と思ったら案の定。ありましたよ読者への挑戦状。そういえば久し振りに見たな...
ネタ勝ち、というか。この構成で成立させていることが既に高評価の対象になるんじゃないだろうか。
所謂異世界転生モノで、でも転生ものってなんとなく、強くてニューゲームに憧れてるだけのものみたいなイメージ持ってしまっていたんだけれど、ことこの作品に関してはなんていうかな、転生してることでマウント取ってないというか。
勿論前世の記憶や知識を使って優位には立っているんだけれど、けれどなんていうか、その使いみちが愛おしいというか。要するに病膏肓である。
☆2.8。伸びしろですね!
全体的に面白かったが、
全体的にはサクサク読めて面白かったです。
ただ最後の方が私には微妙に感じました。
密室のトリックが雑すぎる。
殺人の動機が曖昧で感情移入できなかった。
とにかく謎が残りすぎ。