あらすじ
成功の秘訣、それは失敗しないこと!? 順風満帆な人生が続くと思ったら大間違い。道を大きく踏み外してしまった男女が織りなす、疾風怒濤のミステリー! ある日、パート先の同僚イチハラが大量殺人事件を起こしたと聞いた落合美緒。美緒は事件の夜、コンビニで偶然イチハラに会っていた。それを思い出した美緒は、あることを思いつき――。イヤミス女王、真梨幸子が放つ壮絶な群像劇。
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Posted by ブクログ
どこかで『あの人』にチェックされているかもしれないから声を大にして言おう、「この本、サイコーです!」と…(笑)。いやー、冗談抜きで大好きな作品でした。
Posted by ブクログ
登場人物が多い上に章ごとに視点が変わるけど、それぞれインパクトが凄くて、この人誰だっけ?という事になりにくかった
イメージしていた人物像が全然違ったり、この人は成功したかと思ったら殺されたり、小さなどんでん返しがたくさんあるような感じで面白かった
Posted by ブクログ
「失敗」と「ときめき」に、翻弄される登場人物の面々。
この本一冊でいろいろな人物が登場する。
「ときめき」に、突き動かされた人たちの行動・事件、人間模様がえがかれている。濃密な一冊。読みごたえじゅうぶん。場面がコロコロ変わるので、どんどんページが進む。人間の欲は、計り知れない。何をどこまで手に入れれば満足するのか。愛する人、結婚、子ども、高級マンション、地位、名声等々。「ときめき」を抱いても、浮かれすぎないこと、一度立ち止まる、考えること。キラキラしているときほど難しいのかもしれないけど。
Posted by ブクログ
おもしろかった。
相変わらず登場人物が多くてかなりの数の人が殺されていくんだけど、今回は珍しい初めてのパターンが。
話の中に真梨幸子が登場。
お茶目な演出かと思いきや、なんと犯人はこの人…
コンビニでバイトしてる時点でそうなんじゃないかと思ったけど、あまりに出てこないから忘れていたら最後の最後で出てきた。
登場人物が多くて話がごちゃごちゃしてるようで、最後にすっきりまとまっちゃう。
読めない展開でどうしてもはまっちゃう。
Posted by ブクログ
めっちゃ人死ぬ、気がついたら死んでる。話聞かない人間多すぎてちょっとイライラした。自分の著書出してこき下ろしてたのは少し面白かった。まあ他の作品を叩くわけにいかないもんね。
Posted by ブクログ
こんなに死ぬ?!てほどみんなが死んでしまい、ちょっと置いていかれた感が。
頭で整理する前にあらあらあら...と展開してしまい、結局ラストはこんななの?!と呆気ない感じでした。
Posted by ブクログ
真梨幸子作品、初めて手に取ってみた。
イヤミスだと聞いていたけど、
読み終わった今現在、それほどイヤな気持ちにはなっていない。
章ごとに視点がコロコロ変わって、話が進むごとに登場人物がゴロゴロ増えるので、感情が動く前に、話を整理しながら読まないといけないから忙しい。
以下、少し内容に触れる。
おそらくは東京近郊の、とある街のタワーマンションで起こった一家4人殺害事件。
驚くほどあっさりと起こったその事件を皮切りにして、どんどんと話が転がっていく。
軸になっているのがタイトルにあるように「失敗」。
登場人物がとにかく多くて、まあそのほとんどの人が些細な、ときに大きな失敗を経てストーリーに絡んでいくのだが…、
もうびっくりするぐらいみんな死んじゃう。
死んじゃうというのがイコール最も大きな失敗ということなんだろうか。
そしてびっくりするのはその死が本当に唐突であっさりなところ。…スペランカかよ。
たぶんこういう書かれ方なのであんまりイヤな感情がわかなかったのかな。
話自体はとても面白い。
よく練られてるなーと感心する。
登場人物にはまったく共感できないんだけど、わりと勢いで読めてしまうので、
読み終わった後もう一度読み返すと、
ああここで伏線張ってたんだな、というのもわかって思わず膝を打った。
他の作品にも手を伸ばしてみようっと。