あらすじ
アメリカ軍で世界の兵法や戦略理論を研究した成果をもとに開発され、シリコンバレーの起業家を中心に、アメリカのビジネスエリートに活用されている変化の激しい時代に速く行動するために必要な知的技術。OODAループ第一人者の戦略コンサルタントが、日本人のためにわかりやすく、実践しやすいマニュアルとして解説。
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Posted by ブクログ
OODAループを用いた思考と試行の仕方が学べる。
状況を自分の”世界観(過去の経験や知識で形成される)"に照らして理解、どうするかを決めて実行する(この一連の流れは仮説とその実行)。その結果を検証することで”世界観”が更新されてそれぞれのプロセスの精度が上がっていく。
見る:O(berve)、わかる:O(rient)、決める/おもう:D(ecide)、うごく/試す:A(ct)と、その4つの結果を検証する:LoopでOODAループ。Orientのフェーズで自分の知識やこれまでの経験をもとに築かれた”世界観”を基準にすることで他の思考法よりもスピーディーに実行できる点がメリット。そのため”世界観”を常に更新していくことがこのループの効果を高めることに繋がる。OODAループを回すことでも”世界観”は更新されるが、異分野の経験(他の職業のことを知る、普段やらないことをやるetc)をすることによって磨くことができる。
OODAループのショートカットがいまいち理解できなかった。。。
事象は以下4つの領域に分類される。①その状況をよく知っていて、行動の結果も予測可能②未知の状況ではあるが、行動の結果は予測できる③状況を把握はできるが、行動の結果が予測できない④未知の状況かつ、行動の結果を予想できない。それぞれに対してはOODAの全てを実行せず、OAだけ、ODAだけとショートカットが可能とあるが、このポイントが理解できなかった。
状況に応じてOODAそれぞれの重要性が変化するという点は同意できたので、ショートカット=省略ではないと理解。