あらすじ
新一万円札の顔として話題の渋沢栄一の名著を、齋藤孝が読み解く!
『論語と算盤』の原文から音読向きの言葉を選び取り、それを現代に引き寄せて丁寧に解説。1項目4ページ、スーッと頭に入る。
「日本人の幸福の絶対量を増やしたい」
「渋沢だったら、と思えば、ズルはしない人生になる」
「公と私で言うと、必ず公を優先させる。これが志だ」
「相手を切り捨てず、仁愛の情で接する」
「自分の成功・失敗なんて糟(かす)のようなもの」
「論語精神があれば自分の心が強くなり、他人にもよくしてあげられる」
「論語は精神文化、算盤はビジネス。その両方を兼ね備えることが現実的な正しい生き方である」
──こんな渋沢精神を、子や孫に伝えられる本!
──生きるための判断基準を渋沢にすれば間違いない!
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Posted by ブクログ
論語をもっと深く学びたいと思い、読みやすそうな本著を手に取りました。
学びは下記です。
学んだことを普段の思考・行動に落とし込み、実践していきたいと思います。
・誰でも不遇のときはある。しょうがないと諦めて、そのポジションでできる勉強に励み、事態が好転するのを待つ。
・蟹穴主義を心掛ける。理想を追い求めることは大切だけど、どこかの時点で自分の能力を客観的に見て無理をしていないか見極めることが大切。
・一事が万事。小事をおろそかにしないからこそ、大事を成し遂げることができる。
・お膳立てはしてもらえるが、自分でお膳に座って箸を取らないといけない。
・勇気の源泉である胆力を鍛える。頭で反応するのをやめて、思考をおへその下に持っていき、勇気を持った事をなす。
・環境のせいにせず、何が何でもという気概を待つ。