あらすじ
様々な農書を元に郡奉行・目白逸之輔の経験と知見を書き加えた『農事心得覚書』がついに完成!!
郡奉行・目白逸之輔の周囲には、いつも農事にまつわる無理難題が……
自然の厳しさと優しさの中、農業を楽しむ!
心と土地をはぐくむ幕末農業時代劇、堂々完結!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
江戸農書漫画、第4巻にして最終巻となってしまいました。
最終話の話の畳み方が急な感じで、打ち切り? とも思いましたが、物語自体はきちんと完結しています。
流しのプロ営農集団の話など、更に掘り下げて読みたかったエピソードもあるので、これでおしまいなのはかなり惜しいという気持ちでいっぱいです。
個人的にはお城での水耕栽培の回で、現代では当たり前の植物の生長に合わせた液肥の成分(チッ素、リン酸、カリウム)の配合を無理やり登場させるのではなく、当時の技術ではそれらの成分の解析ができないので水耕栽培は実現不可能です、ごめんなさい、と正直にメジロ殿に言わせる展開に好感が持てました。
またどこかで続きやスピンオフを読みたい一作です。