あらすじ
偶然出会った河瀬川に誘われ、サクシードソフトで働くことになった僕、橋場恭也。進めていた企画が発端となって常務と対立し、栄転とは名ばかりの異動で第2開発部、副部長に就くことに。分断されたものの、その後も13部のメンバーと共に空き時間を利用してどうにか企画を成立させる方法を画策するもさほどうまくいかず……。異動先での仕事も慣れ始めた頃、僕は河瀬川に呼び出される。「わたしたちの企画に力を貸して。もう一度、みんなと活気のある現場を作って、作品を作る手伝いをして欲しい」その企画はあの“プラチナ世代”との超大型企画だった――。いま、ここからもう一度始める青春やり直しストーリー、第2弾!【電子限定!書き下ろし特典つき】
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Posted by ブクログ
ブラック企業に疲れ果てた主人公が「もし」記憶そのまま10年前の人生の分岐点に戻ったら…という小説の、「もし」その「もし」が無かったら…というリメイクしなかった世界線のシリーズの2冊目。
こんな感じの設定なら本来、全振りコメディに寄せてスチャラカしたお祭り作品でも成立しそうなのに、本編同様のシリアスさでお仕事小説全開にゲーム業界のいい所と悪い所を描きつつ、主人公の活躍を描く。
この主人公はチートが無くてもやれるやつなんだ小説。
本編で友好を深めた友人たちも初対面として登場してきて、より深みが増した。
始まり
1巻は、バッドエンドでは無いにしてもかなり嫌な終わり方をした中、今回はギリギリまで追い込まれながらも最後には1つ常務に土をつけることが出来、非常に爽快だった。本編のキャラ達も出てきてますますワクワクが止まらない。