あらすじ
「平成」の三十年間で、日本とアフリカを取り巻く状況は激変した。経済成長が止まり、国力が低下する日本。一方、かつて日本人が時に哀れみの視線を注ぎながら援助していたアフリカでは、多くの国で経済成長が持続し、平和と民主主義の定着が進む。2050年に世界人口の四人に一人を占める「豊穣の大陸」と、少子高齢化に喘ぐ日本はどう向き合えばよいのか。アフリカとの関係構築に、日本再生の手がかりはあるか? 篠田英朗氏との対談「アフリカに潜む日本の国益とチャンス」も収録。
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Posted by ブクログ
最近読んだ本の中で一番面白かった。
最後の対談の「選択」と「集中」はアフリカへ進出のキーワードとなりうるし、自分の仕事にも生かせるキーワードであった。
・ケニアにおけるキャッシュレス決済の普及
・ケニアの携帯普及率は2017年に92%
・アビー首相
・エチオピア⇔エリトリア
・無意識のうちにアフリカを「常に援助し、啓蒙する対象」として捉えている
・コートジボワール、「イボワリテ民族主義」、愛国主義・排外主義
・集団極性化
・アフリカの国々は植民地時代に宗主国によって設定された境界線を引き継ぐ形で独立したため、国内に多数の民族が暮らしている
・そのため、「民族」を単位に凝集するケースが多い
・アフリカのチェゲバラ、トマサンカラ
・中国はアフリカで本当に嫌われているのか?
・北朝鮮は本当に孤立しているのか?
・ケニアのモバイルマネーサービス利用率は全人口の64%、2017年
・もともと存在した現地諸語に英語を公用語として加えた言語は環境は、裕福層と、その他大多数との格差を広げる可能性がある。
・タンザニアは内戦を経験していないがウガンダとの紛争は有り
・ボコハラム
・エチオピアは中国と政治的に仲が良い
・アフリカ侮辱論者とアフリカ礼賛論者、自分もどちらにもなるべきではない