【感想・ネタバレ】時喰監獄のレビュー

あらすじ

第六十二番監獄。明治の初めに北海道の奥地に建てられたその監獄は、収監されれば二度と出られないという噂から、〈黒氷室〉の異名で恐れられていた。〈黒氷室〉行きとなった青年・北浦は、奇妙な囚人たちに出会う。三度目の脱獄を目論む不死身の男・赤柿、帝都の私立探偵だという浮世離れした美青年・御鷹、そして閉ざされたはずの監獄に、ある日突然現れた記憶喪失の男。こいつは誰で、どこからやってきたのか? 謎を探るうち、北浦は監獄の〈本当の目的〉を知る!

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Posted by ブクログ

帯に「90ページで世界はひっくり返る」とある。うーん帯でネタバレかぁと思いつつ読み始めたけれど、これは必要な事前情報だった。これがないと序盤で読者として構築していた世界観がひっくりかえされて、以降混乱からイマイチ感を覚えてしまっていたかもしれない。でも、90ページになにかあるんだってつもりで序盤を読むと、ちょうどよく受け入れられ、そして丁寧な描写もあいまってすいすいと爽快に楽しめるSFミステリーだった。

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2019年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ジャンルとしてはタイムマシンを使ったSF小説なんだろうなあ、たぶん。
テンポもよく、軽い読み物という感じでした。
ただ、いろいろあっけない気が。

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2020年02月08日

Posted by ブクログ

明治の初めに北海道の奥地に建てられた第六十二番監獄。入ると二度と出て来れないと言われる不気味な監獄の謎と、それを巡る人々の冒険の物語。
脱獄を試みて一度死んだ男、何か目的がありげな帝都の私立探偵、記憶喪失の謎の男に加えて警察の捜査官は潜入しているし、閉ざされた空間で事件が起こる監獄ミステリかと思いきや、帯に書いてあるように”90ページで世界はひっくり返”って驚いた。そっち系の話だったのか。
予想とはまったく違ったがそこからの展開も(ちょっと軽い気もするが)面白かった。
この著者は読んだの2冊目。なかなかつかみどころがない不思議な話を書く人だと思う。

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2019年10月25日

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