あらすじ
【※1~5話の合本版となります。重複購入にご注意ください】 資産家である八嶋家の一人娘である百合は、大学卒業後、かねてから婚約中だった宇津木雅人と結婚したものの、いつになっても雅人と本当の意味での夫婦になることができずにいた。妻となったのに夫が手を出してこないのは、自分が大事にされているからに違いない――百合はそう思っていた。しかし、実は雅人には美冬という愛人がいて、出産したばかりだという事実が発覚する。夫と別れることを決意した百合。そんな彼女に、雅人の弟である悠馬が信じられない言葉を口にする。「兄のことは諦めてもらって、俺が代わりに君の〝夫〟になるのはどうだろう」 抵抗も虚しく、悠馬に抱かれてしまう百合。しかも悠馬はそのまま、百合を宇津木家の屋敷に閉じ込めてしまう。夫である雅人にさえ抱かれたことがなかった百合は、処女を奪われて心に深い傷を負う。しかし、悠馬に成されるがまま意に染まぬ行為を繰り返すうち、彼の細やかさ、冷ややかな見た目に反した情熱的な部分に、次第に戸惑いをおぼえ……。
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ちょっと引いちゃいました
なんかもう、ヒーローの策略からのスタートだったんだなぁと最後に納得したけど、全然スマートじゃない展開でしたね。ヒロインが最初に見た目で男性を選ぶから、なんとなく自業自得で、いろいろ拗らせてたヒーローも読みが甘くて結果強引に出ちゃうし、弟の策略にあっさりハマったヒロインの結婚相手も考え無しで、彼らの両親もモラルに問題ありで、愛人になった女性が打算から玉の輿狙いだったわけだけど。読み進むうちにヒロインだけじゃなくて愛人さんの人間くさい潔さになんか共感してしまいました。嫌いになれないキャラですね。
ドロドロとしたお話
一目惚れで結婚した相手に愛人と子供がいてショックを受けている最中に義弟に体を奪われるヒロインという、ドロドロしたお話です。
優柔不断で他の女に子供ができたにも関わらず婚約を解消しなかった屑夫も、会社の利益しか考えずにヒロインの心情を無視した義父も最低です。
義弟はヒロインに愛情があったとしても兄の代わりに影の夫としてヒロインを孕ませる発言とか常軌を逸していて、正直ラストまで好感を持てませんでした。
軟禁は犯罪だし、あまりに身勝手な婚家の言い分には腹が立って仕方ありませんでした。
夫の愛人は避妊具に穴を開けて妊娠した玉の輿狙いなのに最後に落ちぶれた男を愛してるから心機一転頑張りましょうって、取ってつけた感が酷かったです。
貧乏な生い立ちが嫌で玉の輿を狙ったのに、会社を辞めさせられた元御曹司(しかも自分や子供を捨てようとしていた)を手に入れたいものでしょうか?
ヒロインは真っ直ぐな女性だったので、ヒーローも画策などする人物にはしてほしくなかったです。兄のインサイダー取引を暴いて会社から追い出したのはよしとしても、他の女をけしかけたり妊娠するよう唆したのはいただけない。
兄やその家族を徹底的な悪者にして、それを出し抜きヒロインを救うヒーローであればスカッとしたと思います。
作者買いで購入したのですが、この作品は全く趣味に合いませんでした。