【感想・ネタバレ】大久保利通 西郷どんを屠った男のレビュー

あらすじ

大久保利通は日本の近代化の基礎をつくった偉大な政治家でありながら、なぜか日本人には、あまり人気がない。
おそらくそれは、かつての盟友で、絶大な人気を誇る大西郷を屠ったからだろう。
西郷が英雄化するためには、大久保という敵役が必要なのである。
大久保を氷のような専制主義者として強調すればするほど、西郷が対照的な人物として、浮かび上がってくるわけだ。
本書は、この構造の真実を象徴的なエピソードを挟みながら、劇的に描く。

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Posted by ブクログ

NHK大河ドラマ「西郷どん」で描かれる西郷隆盛の盟友であり明治国家の始まりでの支柱となった大久保利通は何故、西郷隆盛を屠らなければならなかったか。この本はそんな大久保の深い精神状態を詳細に探し出す。

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2018年04月03日

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