【感想・ネタバレ】ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいことのレビュー

あらすじ

ビジネスがうまくいかないのはなぜだろう?

ブランディング先進国アメリカ、ニューヨークを拠点に20年。世界中のビジネスを手がけてきたアートディレクターが語る、ブランディングを経営戦略として取り入れる方法。

モノやサービスを売ることより大切なもの

【目次】

ACT00 ニューヨークのアートディレクターとして
1 ニューヨークでの20年間
2 日本にも拠点をつくることを決意
3 日本と世界、デザインに関する考え方の違い
4 世界のなかの「日本」

ACT01 モノよりビジョンを買う時代
1 世界のビジネスの流れ
2 情緒的な価値を「伝える」ために

ACT02 ブランディングとは何か
1 ブランドとブランディングの関係
2 ブランディングとロゴ、VI、CIの違い
3 ブランディングのためのチーム編成
4 HI( NY)のブランディング

ACT03 ブランディングのプロセス
1 ブランド・システムの構築
2 ブランド・コラテラルの構築
3 インナー・ブランディング
4 ブランド・マネジメント

ACT04 ブランディング事例
1 新ブランドラインの展開
2 新ブランドの立ち上げ

ACT05 グローバル・マーケットで成功するために
1 自分の感覚を疑う
2 日本と世界のズレを認識する
3 誤解を招かないコミュニケーション
4 消費者の想像力や人の能力を信じる
5 意思決定のスピードアップと効率性の重視
6 クリエイティブな人材を育成する

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・デザインするとは見た目の良いものを作ることではなく、クライアントをよく観察し、課題や問題や強みを見極め、オーディエンスや時代・市場考慮し、問題解決する方法を柔軟にクリエイティブに考えだし、それを可視化して伝わる形に落とし込んでいくことと定義づけ、具体的な取り組みがかかれている本。

同時に、なぜ日本人は伝えることが苦手なのかという新しい視点があったことも個人的には面白かった。
①成長の段階で自己主張や自己表現することに慣れていない
②日本語はハイコンテクストな言語であり英語はローコンテクストない言語。コンテクストとは文脈や前後関係のことで、ここではコミニケーションをする際の基盤となる共通の文化、環境、価値観や考え方など。コンテクストに依存していて日本では共通の文化や価値観を持っている相手とのコミュニケーションが大半のためコンテクストに依存している。
自分含め本当に意識してよくしていく必要があると思う。

・視覚的に伝える手段であるビジュアルコミュニケーションは非常にパワフルだ。
・Brand is a name, Term, design, symbol, or any other feature that identifies one sellers good or service as distinct from those of other sellers.

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2021年02月12日

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