【感想・ネタバレ】日常にひそむ うつくしい数学のレビュー

あらすじ

「草や木の形はどうやって決まるの?」「13年・17年ごとにしか出てこないセミは、なぜそんなサイクルで生まれるの?」「同じ両親から生まれたきょうだいなのに、なぜ顔や性格が違うの?」――。
自然界から人間が創造したものまで身の回りにある様々な「不思議」「うつくしい」「おもしろい」の謎。本書では、そこに隠された法則を数学を使って解き明かす。小学校卒業レベルで理解できる平易な解説で、数学的感覚も養われる一冊。

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Posted by ブクログ

この類の本って、説明がわかりにくかったり、扱う事象のピントがずれていたりして、つまらないことが多いのですが、この本は、どちらも絶妙で、非常に面白かったです。

扱っている事象のレベルが高い場合も、身近で具体的な例からスタートして、大枠を理解できるようになっています。
しかも、言葉遣いも説明の内容も平易。

高校生ぐらいでも、数学がある程度できる子や数学が好きな子であれば、十分読めますし、中学生でも読めるかもしれません。
すぐに難しい言葉を使いたがったり、難しい説明をしたがったりする、平均的な著者は、この本を読んで勉強してもらいたいですね。

おそらく、この著者、めちゃくちゃ頭がいいと思います。
しかも、非常に魅力的な、数学観を持っているように思われます。
他にも著書があるようなので、そちらも読んでみたいと思います。

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2020年03月22日

Posted by ブクログ

筆者は大学教授かと思ったら、金融資産の運用をする金融マンだった。巨大な数字に日々関わるうちに科学・哲学にも興味を持ったのか、あるいはその興味が金融マンとしての仕事に大きく役立っているのか興味深いところ。

自然界から科学技術、遺伝子、AIなど広い分野における現象や仕組みを数学的に解説。時々理解が追いつかないが全体的には分かりやすく、読みやすい。

大きな数字や自然界の法則に目を凝らすと哲学的に、時に宗教的になっていくのがなんとなく感じられる。日本語の数字の単位が、巨大数と超極小数に仏教用語が使われている(那由多、不可思議、虚空、刹那など)のが象徴的だ。

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

計算式を見ただけで思考停止する私でも興味深く読めた。そんなところにも数学が!
著者金融マンなのにこんな面白くて読みやすい文章書けるんですね?!(失礼)

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2023年04月25日

Posted by ブクログ

私は数学が大の苦手。苦手を克服しようとたまにこういうのも読むけれどやっぱりアレルギーが出てしまう……。数学ができたら世界の見え方も変わるんだろうなぁ。

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2025年09月15日

Posted by ブクログ

わかりやすい言葉で義務教育の先の数学を覗かせてくれる一冊 理数が苦手でも分かりやすいが逆だと物足りないかも

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2025年03月15日

Posted by ブクログ

気軽に読める。最後の無限の数の話よりも、最初の章の方が面白い。ただ数の広がりを考えたら、こういう構成になるのだろうな、と理解。
ミツバチの巣の話が一番好き。

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2020年12月04日

Posted by ブクログ

蜂の巣が六角形であること、花びらの数がフィボナッチ数であること、黄金比がフィボナッチ数から作られること、など自然界と数式の関係を示す

数字の知識が多少あった方が楽しめる
著者は大学の先生なのだろうと勝手に思っていたが、現職の金融マンらしい

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2020年10月08日

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