【感想・ネタバレ】ザ・ボーダー 上のレビュー

あらすじ

国境、人種、階級、法、
あらゆる境界/限界(ボーダー)を超えた麻薬との戦い――
これこそが犯罪小説の完成形。
――解説:杉江松恋

エンタメ直球の疾走感と文学の重み… ウィンズロウの3部作はまさに『ゴッドファーザー』と『戦争と平和』のハイブリット版だ。
――ニューヨーク・タイムズ

グアテマラの殺戮から1年。メキシコの麻薬王アダン・バレーラの死は、麻薬戦争の終結をもたらすどころか、新たな混沌と破壊を解き放っただけだった。後継者を指名する遺言が火種となり、カルテルの玉座をかけた血で血を洗う抗争が勃発。一方、ヘロイン流入が止まらぬアメリカでは、DEA局長に就任したアート・ケラーがニューヨーク市警麻薬捜査課とある極秘作戦に着手していた――。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

米国、メキシコ、グアテマラ、3か国を中心とした麻薬カルテル、密売、殺人。タイトルのボーダー(境界線)には色んな意味がある。麻薬の国境越え、人間が正常に保てるか、刑務所の外と内、生と死。メキシコの麻薬王アダン・バレーラの死によって麻薬戦争の終結をもたらすどころか、内部抗争が起こり混とんとする。それに巻き込まれる一般住民。壮絶な社会派ミステリーです。疲労感とともに人間の闇、麻薬の闇への疼痛を感じる。カルテルのボス・カーロ、麻薬取締官・ケラー、貧困少年・ニコ、どう関わってくるのか!後半の800ページが楽しみ。⑤

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2022年06月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白い。最後の一章は本当に身につまされた。この闘いに終わりがあるのだろうか。
ハーパーコリンズさん出来れば3巻にして紙質を少し良くして欲しかった。

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2020年03月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

米国の麻薬捜査官による執念の追跡の物語
政治任用により高官となり、メキシコからの麻薬流入を食い止めるために囮捜査を指揮。米国大統領候補の娘婿の運用するファンドが、麻薬マネーを受け入れ、マネーロンダリングに手を貸しているとの情報が入る。
政治的圧力を受ける中、追求しきれるか。
同時並行で、ニカラグアから少年が脱出し、米国密入国を目指す。マフィアを逃れてきたものの、結局はその一味になってしまうのか。
ドラマ仕立てで面白い。上下巻

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2021年09月12日

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