あらすじ
大学卒業後、親の言う通り、公務員を目指していたが見事玉砕。
やりたいことのないダメダメアルバイト青年が、哲学の師とビジネスコーチと出会ったことにより、
前を向く、成長するとはどういうことかを知り、一つひとつ成長していく物語。
22歳。夢も目標もない。
当然、彼女もいない。好きなのは、カレーだけ。
そんなある日、いつものようにやる気なくバイトをしていたところ、
金髪のおっさんがオーナーとやってきた。
さらに、その後、「哲学カフェ」という怪しげなカフェの前で、
ひげ面のこれまた怪しげなおっさんに出会う。
2人のおっさんと出会ったせいで、ボクの人生は、めちゃくちゃになった!
出会った夢ナシ希望ナシフリーターが、働くとは何か、生きていくとは何か、考えるとは何かなど、
仕事、人生、人間関係について学び、実践し、成長していく物語。
働く人たちに知っておいてほしい、仕事の哲学
テレビで大人気の哲学者×セミナーが大人気のビジネスコーチが導く、
働くことの本質とは。
「仕事は哲学や。考えんと意味ないっちゅうねん」
「一生懸命働くことによって、主人は奴隷の労働なしではやっていけなくなる。そうなったら奴隷の勝ちさ」
働く人が今を生き抜くためのビジネス哲学小説
■目次
第1章 一度きりの人生に“楽しい”は必要か
第2章 人は“何のため”に働くのか
第3章 自分の選択を“正解”にする
第4章 人生を切り開く武器“哲学”
第5章 さえないボクの“幸せ”な生き方
特別鼎談
ビジネスコーチ 一圓克彦 × 哲学者 小川仁志 × 中司祉岐 (主人公モデル) 付!
■著者 一圓克彦、小川仁志、中司祉岐
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
あるさえない青年に、ビジネスコンサルタントと哲学者が人生論を享受するという内容は、「夢をかなえる象」という本と内容が似ている。とてもわかりやすい口調で、青年の悩みに答えるという形で幸福論やら、何故、働くのやらと哲学の本質に切り込んでくるところは読み応え十分で、本家の「夢をかなえる象」よりも説得力があり、自己啓発本が好きな大学生にとっては、かなりの戦力となるのではと思うのです。読みやすく。数時間で読めます。なのにリターンは大きい。
Posted by ブクログ
人生哲学が学べました。
ストーリー風なので面白かったです。
「幸せな生き方」の答えらしい答えは書いてありませんが、それは一人一人違うため各自で考える必要があるようです。
↓個人的に印象的だったこと。
・自己実現をしている人や、やりたいことをやっている人が幸せと魅力を獲得できる
・働く目的を持つと仕事が楽しくなる
・自分の価値観や基準を信じることが大切
・幸せになるには自分の心(内側)だけでなく、外に目を向ける必要がある