【感想・ネタバレ】青春漂流のレビュー

あらすじ

一度は挫折し、方向転換した若者たち。その大胆な選択が成功だったかどうかを、語ることはまだ出来ない。何しろ彼らは、迷いや惑いの青春の真っただ中にいるのだから。自らも不安や悩みの放浪の旅から、自己確立をしたという著者は、職業も種々な11人の若者たちと、夜を徹して語り合う。鮮烈な人間ドキュメント。……あらゆる失敗の可能性を見すえつつ、大胆に生きた人こそ、よく青春を生きたと、言うべきだろう。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

自分なりの道を模索し歩んでいる若者たちのドキュメント。
ちょっと昔の本だけど現代に通じるものがあるし、すごい刺激になる。

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2012年12月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

青春というのは、それが過ぎ去ったときにはじめて、ああ、あれがオレの青春だったのかと気が付くものなのである。p7

青春とは、やがて来るべき「船出」に向けての準備がととのえられる「謎の空白時代」なのだ。そこにおいて最も大切なのは、何ものかを「求めようとする意志」である。それを欠く者は、「謎の空白時代」を無気力と怠惰のうちにすごし、その当然の帰結として「船出」の日も訪れてこない。彼を待っているのは、状況に流されていくだけの人生である。p278

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2014年04月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

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自分の人生を自分に賭けられるようになるまでには、それにふさわしい自分を作るために、自分を鍛え抜くプロセスが必要なのだ。それは必ずしも将来の「船出」を前提としての、意識的な行為ではない。自分の求めるものをどこまでも求めようとする強い意志が存在すれば、自然に自分で自分を鍛えていくものなのだ。そしてまた、その求めんとする意思が十分に強ければ、やがて「船出」を決意する日がやってくる。
(p227 エピローグ)
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2020年03月29日

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