【感想・ネタバレ】鵜野森町あやかし奇譚 猫又之章のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年12月30日

初読みの作家さん。
猫又のサクラを、そうとは知らずに助けた夢路。
それは偶然ではなく、夢路自身と祖母にも関わる過去が明らかになっていく。母にも何やら関係がありそうで…。
同級生の咲を救う為、人の陰の気を喰らって妖力を高めようとする妖と闘うサクラと夢路。設定としてはありがちだが、猫又のサクラが時代錯誤...続きを読むで面白い。祖父母も鵜野森町の人達も温かい。
楽しみなシリーズ。

0

Posted by ブクログ 2020年08月03日

好物の妖怪異物。たまたま見かけて買ってきた初めて読む作家さんの作品だったけど、甘酸っぱい青春ものと怪異が、一緒になっていて楽しめました。2作目も読みます。

0

Posted by ブクログ 2019年08月04日

試合中の事故で空手から遠ざかっている夢路。怪我をしている状態で夢路に拾われた霊獣・猫又のサクラ。過去の出来事から他人に自分の心を見せない夢路の同級生・咲。

怪異な出来事の中で縮まっていく二人の距離感がほのぼのとした気分にさせる。重いテーマと暗い怪異談を淡々と笑いも交えて描く佳作である。

メス...続きを読む設定のサクラの語り口が夏目友人帳のニャンコ先生(斑)風で少々違和感あり。

0

Posted by ブクログ 2019年07月15日

困難に直面して逃げてしまった(と自分で思っている)2人。そんな中でも「人のため」に懸命になれるのはすごい。
自分の問題を乗り越えられた後は、周りの優しい人たちに助けられながら進んでいけると思った。

0

Posted by ブクログ 2021年10月04日

【感想】
妖怪味のついた、さわやかな青春もの? であり「東京バンドワゴン」のようでもある。

【一行目】
 今でも、昨日の事のように覚えている。

【内容】
・夢路クンは霊獣に近いと自称する猫又のサクラと出会い、寡黙で無表情な同級生の咲さんを助けようとする。それは自分の心を救うことともなった。

...続きを読む鵜野森町についての簡単なメモ

【アイちゃん】祖父の道場に古武道を習いに来ている少女。夢路に懐いているもよう。
【朝霧宗一郎/あさぎり・そういちろう】夢路の祖父。鵜野森神社の宮司。霊感とかはないが、霊とか妖とかがいることは知っている。昔、洋子さんと妖怪がらみのなんかがあったようだ。それで結婚することになったのかも?
【朝霧夢路/あさぎり・ゆめじ】→夢路
【朝霧洋子/あさぎり・ようこ】夢路の祖母。いつも落ち着いている。あるいはのんびりしている。黒猫がしゃべっても特に気にはしない。そういうのに出会ったのは三度目だとか。妖怪のことにそこそこ詳しい。
【雨おんば】長野の下伊那あたりに出る、大雨とともに現れて子どもをさらう妖怪。
【鵜野森地区】東西南北に分かれており、鵜野森神社は北、高校は西、東は線路沿い、南は駅。駅の向こうは新興住宅地。
【圭一/けいいち】喫茶店のマスター。洋子さんとは昔馴染み。
【景子/けいこ】八百屋のおばちゃん。昔は看板娘だった。
【相良/さがら】サッカー部部長。連絡がつかなくなっている。
【咲/さき】クラスメート。少なくともこの巻ではヒロイン。夢路の前の席。寡黙だが受け答えはちゃんとするのでコミュニケーションを拒絶しているわけではない。駅向こうのショッピングモールのペット用品店でアルバイトしている。猫がからむと急に面白人間になってしまう。「全部の事に、向き合わなくてもいいと思う」p.84
【サクラ】黒猫。台風の日に倒れていたところを夢路が助けた。しゃべる。そのことを隠す必要はないらしい。猫又でも仙狸(せんり)なのでどちらかと言えば霊獣に近い。なぜか夢路と結婚する(している?)つもりらしい。彼女が住みついたせいで夢路の財布はすっからかんになった。
【淑乃/しゅくの】夢路の母。夢路が小さい頃に亡くなった。サクラと知り合いだったようだ。
【高橋悟/たかはし・さとる】夢路のクラスメートで友人と言えそう。サッカー部員。新興住宅地に住む。
【独り言】夢路クンのカッコいい独り言は必ず誰かに聞かれ、大惨事となる。
【日野咲/ひの・さき】→咲
【貧乏パン】運動部御用達で半球形のデカイだけで味のついていない120円のパン。購買部で手に入れることが可能。
【厄島/やくしま】咲のトラウマの一人。
【山崎/やまざき】担任。社会科教師。女性。最近恋人に浮気をされて別れた。
【夢路/ゆめじ】主人公の「僕」。鵜野森神社の跡継ぎ? 空手の大会で相手に大ケガを負わせたことがトラウマになっている。自宅でも古武道を習っている。

0

Posted by ブクログ 2020年05月30日

妖ものとしては基本フォーマットのような作品と言える。敵に対する掘り下げが足りないので、なんとなく悪いことをする存在にしかなってない。最後はさらっと終わってるけど、たかり女子との決別みたいなシーンがあってもよかったと思う。

0

「小説」ランキング