あらすじ
・顧客ニーズを起点にした高収益新商品開発の作り方を、ニーズ収集から、ビジ
ネスモデル構築、新商品開発を経て発売後評価へ至る一連の流れに沿って実践的
に解説。
・顧客ニーズをどのように収集し、それをどのように集合化し、新商品として仕
立てていくか。それをどのようにブラッシュアップし、高収益化を図っていく
か。そして、それをどうやって実現させていくかといった、新商品開発のプロセ
スにおける「困りごと」を事例を交えながらわかりやすく説明。
・併せて、高収益商品を永続的に開発するための組織作りについても、仕組みと
組織の両面から解説。
・顧客ニーズを管理する「ニーズマネジメントシステム」、「商品仕様のマネジ
メント」など新しいマネジメントシステム、「困りごとの構図設計」「開発仕様
優先管理表」など実践で使えるシートも掲載。
・キーエンスでの実務経験を、全221ページの本文と106個の図表に盛り込んだ、
新商品企画開発に携わっている人には必携のマニュアル本。
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Posted by ブクログ
もとキーエンスの型が高収益商品を開発するための考え方、仕組み、進め方について詳しくしるした本。
読むだけで全てできるわけではないにしろ、考え方含めかなり参考になる部分が多い。
<メモ>
・いかに高く売るか、いかに顧客ニーズをマネジメントするか。
・潜在ニーズは行動観察から。
・情報には営業情報と開発情報がある。
・開発情報の方がより深い情報となる。
・ニーズには顧客ニーズと市場ニーズがある。
理想と現状の差が顧客ニーズ。市場と実際の差が市場ニーズ。
・現状と代替物で考える。現状がなければそもそも不要である可能性すらあり。
・【財布の大きさと向きを変えること】
・競合分析を行うよりも現状を把握する3T分析を先に行うべき。すなわち、technology,target,trend 技術・ターゲット・市場動向である。
・利益拡大のためには市場規模を拡大させること。
・代替品により拡大させる、類似商品を活用することにより拡大させる方法がある。
・顧客増殖には発掘型と展開型がある。発掘型は自らPRなどによってプッシュ型で広げていくこと。展開型は顧客や商品によって横展開を試みるもの
・セグメンテーションは提供型目線ではなく、ニーズに基づいて行う。
・マスカスタムという考え方。同じニーズを有する横展開を考える。
・販売時には標準化と単純化を大事にする。セグメントごとに困りごとは違い売り方はことなるが、うまく活用する。
・販売後の検証 ビジネスコンセプト、販売価格、戦略検証、追加仕様の検討の4つ
・人材育成、組織的な取り組みも必要。