あらすじ
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全国の峠、2954峠を訪ねた著者がすすめる、
峠で歴史散歩を楽しむ、完全ガイドブック!
峠には、古代から、戦国、江戸、明治、昭和、平成まで
人々の暮らしと日本の歴史が刻まれている。
そんな歴史散歩の宝庫でもある峠の歩き方・楽しみ方を徹底ガイドします。
吹上峠(東京都)…江戸城へ石灰を運ぶためにつくられた峠
右左口峠(山梨県)…信玄、家康、信長も越えた峠
飯干峠(宮崎県)…西郷隆盛が西南戦争で敗走した峠
北見峠(北海道)…近代化へ向かう明治の悲劇をはらんだ峠
宇津峠(山形県)…イザベラ・バードが桃源郷と呼んだ峠
雁坂峠(山梨県)…日本書紀に登場する神々の峠
神坂峠(長野県)…古墳時代の祭祀の地だった峠
宇津ノ谷峠(静岡県)…伊勢物語に登場する峠
川内峠(長崎県)…ザビエルが越えた峠
など、厳選した33峠、絶対行きたい120峠
を中心に、その魅力を徹底紹介します!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
著者は1948年生まれです。そしてこの本の中身で
ある峠の探索は2008年、つまりちょうど60歳を
機に始めたそうです。
日本の峠は約3773(離島を除く)、そのうち295
4を約10年で訪れています。
もちろん車やバイクで行くことができる場所もあ
りますが、それでも凄いことです。
まさしく「これが俺のミッション」と胸に秘めて
行動に移したのだと思います。
主に峠には用途が3つあるといいます。
物流、軍事、信仰です。
それぞれの目的で峠が開かれ、人が通っていたの
でしょう。その用途や歴史についても本書では語
られています。
しかし近年はトンネルにより峠道が廃道になるこ
とも増えています。
歴史が分断されてしまうのです。それを少しでも
後世に残すという意味では大変意義深い一冊です。