あらすじ
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母乳育児が推進される現在、世の中には「母乳は素晴らしい」「母乳こそ母の愛」「粉ミルクは不要」……などという情報ばかりがあふれています。確かに、母乳はよいものです。でも、赤ちゃんに必要なだけ母乳が出る人、母乳育児がうまくいく人ばかりではありません。母乳偏重の風潮が、産後の心身ともに疲れたお母さんの負担になっていることは間違いないでしょう。
そこで、本書では授乳全般についての疑問や悩みに対して、産婦人科医と小児科医である著者2名が、中立な立場から根拠を示しながらわかりやすくお答えします。もちろん「食べたもので母乳の味が変わる」「油っこいものを食べると乳腺炎になる」「授乳中は薬を一切飲めない」などの根拠のないデマも一掃!
母乳でも粉ミルクでも混合でも全ての授乳中のお母さんとお父さん、
そして妊婦さん、産科医療にかかわる方に読んでいただきたい画期的な一冊です。
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Posted by ブクログ
【らくちん授乳book】
○搾乳について
・冷蔵庫で3日間
・冷凍庫で3-6ヶ月
⇒解凍の際は40度以下で
○消毒について
・生後3-4ヶ月まで。それ以降は赤ちゃんがおもちゃや身の回りのものをぺろぺろ舐めるので不要。
○粉ミルクについて
・70度以上のお湯で作る
・作ってから室温で二時間以上たつと最近が急激に繁殖するので破棄する
・できるだけ母乳を吸わせた後に粉ミルクを与える
・母乳育児のためには乳首の穴は小さめにする
○ゲップについて
・生後3-4ヶ月までは、母乳でもミルクでもゲップはさせましょう。
・ゲップが出ない場合は、一時的にうつぶせ寝にする。それでも出ない場合は上半身を少し高くして寝かせる。
○愛好品について
・お菓子や甘いものはいくら食べても問題なし
・カフェインは1日2-3杯まで
・お酒はビール500、チューハイ360、ワイン500、日本酒180であれば、接種3時間後に授乳可能
・タバコはダメ
○母乳について
・吸い始めてから1分くらいで射乳反射がおこる。それまでは何も出ていないので嫌がりやすい。
・静かに起きてる時やお腹が空きすぎていない時、母子ともにリラックスした姿勢で自発的に捨てるようにしていく
・おしゃぶりを使うと乳首を適切に加えることが難しくなる
・1日8回以上頻繁に与える
・おしっこの回数が1日に7-8回あれば足りている
・赤ちゃんが欲しがる時に授乳する「自律哺乳」をすすめる
・ビタミン Dが少なくカルシウムも減ってしまうため、紫外線を浴びて日光浴をすることも大事
○乳腺炎について
・全部出し切るとさらに母乳が作られて乳房がカチカチになる
・片方ずつあげることで、赤ちゃんに脂肪分の多い母乳をたっぷり与えられるうえ、片方ずつの授乳間隔を空けることができる。
○離乳食について(厚生労働省)
・開始は生後5-6ヶ月頃が適正
・5-6ヶ月で1日1回 すりつぶし状態
・7-8ヶ月で1日2回 舌で潰せる固さ
・9ヶ月からは1日3回 歯茎で潰せる固さ
・12ヶ月までに1日5回 歯茎で噛める固さ