あらすじ
【電子書籍には特典としてカバーイラストを収録】獣の宮の巫女なぎはある日、島に流されてきた咎人の〈姫〉と出逢う。だがこの美しい〈姫〉は、どうやら性別を偽っているらしく……。
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Posted by ブクログ
サクッと読めるTHE 王道和風ファンタジー!
勢いのあるストーリーで古代風の雰囲気が楽しめた。
明日何(広土)から離れた島、奥見島が舞台。
ケモ耳を持つ奥見族の巫女なぎと、奥見島へ流刑に処された姫の出会いからストーリーが始まる。
・個人的に好みだった点
肉体的に強靭な者が獣の巫女に選ばれるという、「巫女」という言葉に対するイメージを覆される面白い設定。
主人公「なぎ」は武人のような喋り方をする心優しいサバサバ系女子である。
厳しい自然環境で生きる狩猟採集民の設定であるため、手斧、弓などが出てくる。これらを駆使した戦闘シーンがいくつか出てくる。
恋愛要素がほぼ無いのでラブコメが苦手でも安心。
・物足りなかった点
派手な戦闘はなく(いわゆる魔法・呪文要素は無し)現実に即した戦いである。
神がかり的な力が発揮されるのは終盤なので、物語の進行がやや地味な印象を受けた。※逆に言えば、地に足をつけた進行をするので非常に読みやすく登場人物の言動の動機や背景が分かりやすい。
続きが気になる終わり方だった(島での後日談があれば良かった)。
・総括
会話中心で読みやすいうえに神話(琉貴姫の話)が綺麗に伏線回収されており物語の構成がきれい。
登場人物もそれぞれの性格、考え方などが際立つ描写をされていてキャラ立ちしている。
Posted by ブクログ
奥見族の王(獣の耳)に嫁いだ琉貴姫の話がもっと読みたかった。最後に彼女の亡くなった真相が書かれてて良かった(´- `*)
p211の迅(奥見島に流刑に処された姫。本当は男の子)と母親が梅林を散策する過去の場面が好き。水の神宮で迅が見かけた女の子が気になった。
“幼心がときめくほど、愛らしい巫女だった”とあるので迅の初恋なのでは!と思っている(*´艸`)
THORES柴本先生の表紙。読後にじっくり見つめたら気づいたことがある。木々の上空に鳥。木々の中におそらく山犬。衣装や小物のデザインも素敵♫