【感想・ネタバレ】おしゃべりながんの図鑑 病理学から見たわかりやすいがんの話のレビュー

あらすじ

「病理学」とは、<病気はどうしてできてくるのか?>という学問です。
その病理学の真骨頂が、日本人のふたりに一人がかかるという「がん」。
現役病理医であり、松岡正剛氏率いるイシス編集学校師範でもある著者が、
平易な語り口&直筆イラスト満載で満を持して放つ、
「がん」と「からだ」のはなし。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

【内容】
42/構造異型と核異型 「異型」
47/良性腫瘍は「周囲の組織を破壊することなく局在し、その部分のみ切除すれば治癒する」
  悪性腫瘍は「周囲の組織を破壊しながら増殖し、他の部位へ転移をきたしうる腫瘍」
53/「がん」=「悪性腫瘍」、「癌」は「上皮性の悪性腫瘍」
54/上皮細胞=外界と接している細胞
55/血液・骨の細胞の悪性腫瘍は「癌」とは言わない。→「肉腫」「血液のがん」
58/ポイントは「分化」
105/脳のがん 良性腫瘍=「髄膜腫」、悪性腫瘍=悪性膠腫
107/脳腫瘍は「原発か? 転移か?」 肺癌は脳に転移しやすい
186/中屋敷均の「ウイルスは生きている」は、面白し例が満載。
   哺乳動物における胎盤の形成にウイルス由来の遺伝子が関与
219/肝臓に腫瘍ができたときは、常に「原発」か「転移」かを考える。
   大腸癌は、肝臓に転移しやすい。
220/肝細胞癌の原因は炎症
   ①ウイルス感染/脂質代謝産物→②炎症→③遺伝子異常→肝細胞癌
221/白血球が血管の外に出て集まってくる状況を炎症という
248/おわりに 「編集」とは、「情報を扱うことすべて」 イシス編集学校
250/病理診断の状況は、「形態診断」と遺伝子異常の「分子病理的診断」の統合

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2020年06月07日

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