あらすじ
昭和三十四年(1959年)、甚夜の姿は「鳩の街」と呼ばれる花街にあった。戦後、赤線地帯として栄えた東京の下町で彼が探すのは、マガツメの娘と思われる花の名をした娼婦。だが、気づけば甚夜は、「鳩の街」自体の怪異に取り込まれていた――時代に取り残された“花街の姿”をしっとり描く昭和編。大人気和風ファンタジーシリーズ第十一巻!
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Posted by ブクログ
何回読んでもうるうるする、切ない話だった。
斬り捨てるなら思いごと、受け入れるなら全てを。
真っ直ぐに濁りの無い人生を歩めなかった甚夜の人生のツケが回った、いい話だなと思った。
個人的には最後あんなちょっとの情報しか教えてもらえなかった匠が可哀想で、青葉みたいに思考迷宮に陥いるの確定で可哀想だった。
でも甚夜は自分の芯を一本通せたから良かった!
Posted by ブクログ
甚哉は夢の街、鳩の街で現世に悔いを残している人を救った。しかし甚哉がこれまで食った人達の復讐を受けてしまい封印されてしまった。これからは甚哉がマガツメとの戦いに向けて動き出す
Posted by ブクログ
あるはずのない街に迷い込んだ甚夜。
現世に思いを残している人たちの背中を押して行く甚夜。
濁りが増えている甚夜。
それにしてもまさか甚夜が刀に封じられるとは。