あらすじ
布団に包まり過ごすのが好きな、小国の王女クリスタ。彼女は、大国ヴェルデの皇太子妃選定試験に招かれた。就職試験に失敗し続けた前世を持つ彼女は、この試験にもあまり乗り気になれない。国のために仕方なく、ヴェルデに向かうものの、さっさと候補から外され、祖国に帰りたいと願っていた。ところが、旅の途中で出会った美青年がなんと皇太子で、彼は皇太子妃候補として皇国に滞在するよう彼女を推薦した! 仕方なく残った彼女に、他の妃候補たちは冷たい。そんな中、何かと優しい皇太子にクリスタは惹かれていき――!? ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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ほっこりします
自分に自信を持てない女の子が、周囲の人たちに支えられて成長していく姿がとても素敵でした。殿下のあからさまな好意にもちょっとズレた解釈をしてしまう(そしてすれ違う)のが可愛かったです。挿し絵も綺麗で、お気に入りのお話です。
ホンワカ
ヒロインが初めはただおふとんに籠って寝るのが大好きなシャイな子だったのが、ヒーローの国でどんどん自分に自信を持ち大きく成長。ヒロインを愛し陰から守り支えるこのヒーローが素敵でした!
ヒロインのおふとん好きは、日本人なら分かりますよね!
Posted by ブクログ
前世の影響で、ひたすら閉じこもって
かかわりを持ちたくない主人公だったが
大国からの連絡で、候補として出ていく事に。
最初から、非常にあれな出会いです。
あからさまに怪しいです。
それを言うなら主人公も。
この地位だからこそ、閉じこもっていても
それほど言われなかったという幸運。
頑張るぞ! と立ち上がりました、で行ってますが
その考え自体がちょっと…なのでは、と。
やたらに格差社会状態で過ごしていたみたいですが
最後の最後の篩は、ちょっと面白かったです。
朝昼晩履き替えても、無理そうな方、とかw
Posted by ブクログ
皇太子のお妃候補の一人として、大国ヴェルデに招かれた小国の王女クリスタ。羽毛の寝具オフトォンが大好きで、早く脱落して自国へ帰りたいが、当然そうはならずに、何十人ものお妃候補の中から最後の5人に選ばれてしまう。クリスタは引っ込み思案のように見えて、ちゃんと自分なりの考えがあって、言うべき時には勇気を出して言うし、宮中のいろんな人たちを家具のように思わず、優しく接するのでいつのまにか人望を得てしまうのだ。皇太子も旅の途中で出会って心惹かれた人だった。他のお妃候補の意地悪にもめげず、いろいろな誤解を乗り越えて、めでたしめでたしになるのでございます。楽しいお話でございました。