【感想・ネタバレ】死者の国のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ペーパーバックのような分厚さ、読むの手が疲れるけれど夢中になって読んでしまった。
美術系にSMとかグロい系あり。途中で意味不明なアクション?ありで、そこはいらなかったようにも思うけど、最初からは全く想像のできない最後だった。
人ってそんなに出自にこだわる?と思いつつ、ヨーロッパは特にいろんな民族が入り乱れているからこそすごく気になるのかなと感じた。
フランスで人気の作家との事なので、他の作品も是非読んでみたい。

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2022年10月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

めちゃくちゃ面白かったですよ。
エログロがとんでもなく多いし、こんな分厚くしといて伏線全部回収出来るの?とおもったらまぁすごいったりゃありゃしない。
話の内容としては進撃の巨人に似てるね。
憎んでた敵は同族ってね。
なんかもう動機やらなんやらまで完璧じゃないかなぁ。
あー凄かったって久しぶりに思った作品だった。

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2022年07月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2段組で760ページ!
読む前に圧倒されるボリュームだが、読み始めると引き込まれる。
オープニングは猟奇的な殺人事件でサイコ的な味付けが強いが、容疑者が浮き上がってからの話しの展開が上手い。そのたびに話の風景まで変わっていく。

「セブン」のようなサイコ犯と刑事の追いつ追われつの闘いかと思えば、法廷モノに姿を変え、そこからは贋作犯の話しになりつつ…。

話しが起承転結と動くたびに形を変えながら、最後にタイトル「死者の国」に繋がる余韻が残るラストまで、プロット展開の巧さは見事の一言。
登場する異形のキャラも濃厚で、そこに展開される個々のドラマの味付けも強烈だし、映画や美術、文学に対する作者の造詣の深さもあって散りばめられたガジェットの数も多い。

プロットの巧さ、しっかりとしたキャラ立ちゆえに、グランジェの作品は映像化向きではあるが、この作品はこのままでは映画化は無理だろうから、大人向けのテレビシリーズにしてほしい。

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2020年06月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ポケミス史上最長、最厚!というこのレンガに取り組むために、積読を片付け、今年のサイクルロードレースの録画全てを見終わって、一気に読める時間を作り、いざ!

『パリ警視庁迷宮捜査班』のど変態版か?と始めの頃は思った。有能で個性的なメンバーによる捜査。
しかし、トップである主人公が規格外の生い立ち、経歴を持ち、泥沼の離婚争議中で、あぁその妻ときたらスーパーエリートで超ど変態…
鬱屈具合の半端ない人びとがわんさか。

物語のかなり初期にいきなり、日本の文化である「緊縛」「縄師」という言葉が登場して驚くが、かなりグロいSMの描写が続くので、そちらに嫌悪感を強く持たれる方にはおすすめできない。

あぁ、まだこんなのは序の口。

長さに怯んで手にされる方が少ないのかもしれないが、本当に面白い。
ベタに言うとジェットコースター。目まぐるしく事件が起こり、二転三転四転。
法廷場面、絵画贋作の世界、フランスからスペイン、イギリス、大陸へと舞台も移動。
重要人物がかなり後の方で登場。まだまだ先は長い。

残り100ページまで来て、ぎゃーっ!と叫んでしまう衝撃。
そして…ラスト。
超ド級と言わせていただきます。


でもそこはフレンチミステリ、合う合わないは好みでしょう。


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2019年11月03日

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