あらすじ
大きさも形も色も様々なきのこたち。切り株や倒木、立ち枯れの木、落ち葉はもちろん、生木にも。そして地面からもにょきにょき。森を注意深く見渡して、「きのこ目」になって探してみよう! カラー写真多数。
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著者があとがきで「身の回りの自然のことを全身でしっかり感じながら、見てくれる人が何か心を動かすきっかけになるような写真を、撮り続けていきたい」とおっしゃっていますが、まさにそのとおり。きのこだけでなく、その回りの環境も含めて、森の息吹が聞こえてくるような、写真ばかりです。きのこに会いに森にいきたくなります。本当に写真が綺麗。きのこに興味なくても、自然の造形に驚くことでしょう。
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はーーーー、きのこ、きのこ、きのこちゃん。。。
愛らしいきのこちゃん、堪能しました。
スーパーでパックに入っているしいたけには、なんら感慨が沸かない。きのこというのは、森にあって初めて、きのこちゃん♪、になるようだ。
これまでハイキングをしても、きのこなんてめったに見れないと思っていたけれど、実は私の目のせいだった、らしい。
きのこ目を育てて、ばっちり森の中できのこを見つけられるようになりたい。
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某「ほぼ日」HPで楽しみにみている「きのこ」の話。
主に北海道阿寒湖周辺の森の、きのこや粘菌たちの写真がたくさん載っていて、見ていてたのしい一冊でした。
トレッキングとかしていると、絶景とか、高い空とか、遠い海とかで、わあーっとなる一方、倒木の陰とかでちっさい白い傘をみつけると、おおって足が止まるよね。なんなんでしょう、あのテンションの上がる感じ。たしかに「1UP!」するよね。
素敵なきのこ写真をとる方法も伝授してくださってますが、唯一無二の写真をとる極意は、きのこと森と、向き合う心の姿勢にあるのかもしれないなと、妖精みたいな写真のきのこたちを見ていて思いました。
小さなきのこの傘から、目には見えない土の中にのびる菌糸を思い、命を終えた倒木が森の一部になるための一助になっていく不思議な輪廻を連想する。ミクロだし、マクロだし、コスモスなんだなって、そういうとこまで考えさせられて、愉しい本でした。
猛毒で発光してるツキヨタケを、月夜の森で生でみてみたい。
暗いのも、虫も、蛇も嫌いだからさー。これってわたし的には結構な野望だ。
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新井氏の自然の捉え方が好き
粘菌と地衣類は初耳、よく分かんなかったから更に調べたい
キノコ図鑑も1回読んでみようと思う
ヒトに寄生するキノコよりもキノコに寄生するキノコとかカビの方が驚愕
「キノコを見ているようで実体(菌糸)は見えていない」ってワードが面白い
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こんなマニアックな本、大好物です。
私は「粘菌」が大好きです。きのこも割と好きです。
この本は写真も多く、きのこを撮り続けた著者のきのこに対する愛が伝わってきます。
粘菌も後ろのほうにしっかり書いてくれてあり、写真もあり、粘菌好きとしてはうれしいかぎりです。
きのこも粘菌もかわいいなぁ♪♪
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キュートなきのこの写真がいっぱい。しかも、図鑑でも学術書でもなく、ただただ、きのこを愛でる文章と写真が続く。そのスタンスに共感しつつ、きのこの話にグッときました。
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タイトル通り、きのこの話尽くし。専門的なことはほとんどなく、作者のきのこ愛が溢れたエッセイ。きのこ目を養うため、森に行かなくちゃと思わせる。
本の中にきのこ名が出たら、写真でも紹介してほしかった。写真自体は豊富だが、本文と関係ないことも多かったので。しかし、きのこはなんとも可愛く写っている。
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写真がきれいな上に、比較的易しく読みやすい文章で書かれているので、きのこの初心者の入門書としてわかりやすかった。
ただし、掲載されているきのこの写真はすべて、日本のものだった。
Posted by ブクログ
北海道の阿寒の森をフィールドに美しいキノコ写真を撮り続ける新井文彦さんの手による、きのこ指南書。
「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載されているコンテンツ「きのこの話。」を元にしているけれど、今回、わざわざ文章を新しく書き起こしての出版にしたようだ。
「ほぼ日」ではウィットに富んだ軽い語りが魅力だったけど、本書ではネイチャーガイドも手がける著者ならではの、親切でやさしい語り口が印象的だ。連載ではじめてキノコに関心を持ち、キノコに関してもうちょっと詳しく知りたいな、という人にとって、最高の手引となるだろう。
キノコはもちろん、それ以外の動植物や阿寒の雄大な自然の風景の写真もたっぷり織り込んでおり、ちょっとした写真集としても楽しめる。
ただ、スペースや写真の質に制限のある新書なのがちょっと惜しい。ハードカバーの写真集なり写真エッセイなりが出版されるのを待ちたい。