あらすじ
2007年に生まれた子どもの約半数が107歳まで生きるというデータが示すように、すでに「人生100年」はスタンダード。死なないのであれば、生きていくしかない。そして、どうせ生きるのであれば、好きなことができる程度の健康がほしい。そんなあなたのために、79歳で後期高齢者の医師・藤田紘一郎先生が、「食事」と「生活習慣」という2つの側面から、今日から取り入れられる100の健康法をご紹介します。
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Posted by ブクログ
この手の本を読む時のポイントは、著者がきちんと現場にいる、もしくはいた事のある医師かどうか。
よくあるインチキ本と呼んでしかるべき「健康本」や「〇〇が治る本」は、医学博士ではあっても医師ではない人間が書いたものも少なくないからというのがその理由。
この本は、とりあえずそこはクリアーしていて安心して読んでいいと思う。もちろん、読んだ上でもそう感じる。
サブタイトルに「病気にならない100の方法」とあるが、実際は100個のまったく違う知識が散りばめられている訳ではない。頭から読み進めることで、少しずつ医学知識を学びながら、「だから〇〇が身体によい」と理解できるように書かれている。一冊丸々読み終わる頃には、ヒトの消化や吸収について、ある程度体型的な知識が身につくことも期待できる良書だと思う。プロセスが理解できれば、これはこうではないだろうかと自分で考えられる応用力もつく。
もちろん、納得できない部分もあるし、とても食生活などについては全てを真似しようとは思えないが、つまみ食いする感じで少しでも実践したい。
自分が気になった項目を挙げてみる。
・「腸によいもの」ばかり食べると、腸が悪くなる
・「寿命の回数券」を上手に使う
・人生後半はミトコンドリアエンジンに切り換えて健康寿命をのばす
・牛乳以外の食べ物で、カルシウム・パラドックスを防ぐ
・コレステロール値はやや高めでいい
・卵は毎日二〜三個食べてよい
・無理して「朝型生活」を送らなくていい
・定年後はストレスフリーにならないよう気をつける
・「健康食品」のとりすぎには注意する
・手洗いに熱心な人ほど、風邪をひく
どれかひとつでも気になったなら、買いでいいと思う。
Posted by ブクログ
★★★★
今月5冊目
藤田先生のやってる事、考えが100個。
全てやってたら逆に不健康になるかもくらい網羅されている。
食事や運動などこの中からチラッとでもできることをやってみても良いかもしれない。