あらすじ
空飛ぶ首と、首なし死体が暴く、宮廷のある秘密──。
伝説の神獣ハクに弟子入りをしてから早半年、ようやく尚異としての仕事にも慣れてきた沙夜のもとに宮女達から奇妙な依頼が舞い込んでくる。
近頃、彼女達の身の回りで男の生首が出没し、あろうことか覗き行為をはたらいているという。
宙を浮遊する生首の行方を追う沙夜であったが、ちょうどその頃、同盟国・燎からやってきた下級宮女が首なし死体で発見されるという凄惨な事件に直面し――。
痛快で摩訶不思議な、中華あやかし後宮譚・第4巻!
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Posted by ブクログ
後宮の夜叉姫4作目。
皇帝が第一発見者となってしまった女官の遺体。
だが、実は奴婢であった飛頭蛮の胴体で、本体である頭は無事だったが、
あちこちに嘘をついて事態を丸く収めたのは面白かった。
だが、その飛頭蛮の里が圧政に苦しみ、
その恨みで蝗害を防いでいた塚を壊して、
蝗害が発生すると言う展開は唐突。
しかも死んだことになっていた先代の皇帝が復活するとか、
説明不足のまま事態が進んでいる。
次作で説明がなされるのだろうか?