【感想・ネタバレ】裸の華のレビュー

あらすじ

舞台上の骨折で引退を決意したストリッパーのノリカ。心機一転、故郷札幌で店を開くことに。訳ありの凄腕バーテンダーやタイプの違う二人の女性ダンサーと店は軌道に乗り始める。しかし、私も舞台に立ちたい、輝きたいという気持ちは募るばかりで──。ノリカの表現者としての矜持と葛藤。そして、胸が詰まるような踊り子たちの鮮烈な生き様を描く、直木賞受賞作『ホテルローヤル』に連なる一冊。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

何度目かわからないが再読。
ケガでストリッパーを引退したフジワラノリカ。
デビューの地、札幌すすきのでダンスシアターの店を始める。そこでダンサーに応募してきた若い二人と、一緒に仕事をするバーテンダー竜崎との関係性。近すぎても離れすぎても、うまくいかない。
不承不承の引退にも関わらず、ダンサー瑞穂とみのりを束ね、黒子に徹することができたのはノリカのプロとしての矜持か。
笑顔の瑞穂、ストイックなみのり、訳ありの竜崎。ここにノリカが加わった4人の関係が立場も年齢も超え、ステキだった。
うまくいっている最中、瑞穂もみのりも次のステップへ進む道を見つけ始める。その場を離れがたいふたりの背中を押し、ノリカはストリッパーに戻る。
そしてJINはノリカが空けた店舗を借り、今度はバーとしてオープンさせる。みんなが戻れる場所があって、なんて素敵な終わり方かと嬉しかった。
JINが作るものも、たらこバターと、わかめチーズおにぎり、たまらなくおいしそう。

0
2023年09月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 桜木さんの作品の傾向から、
この人が裏切るのかな?と途中で何度か予想しましたが、酷い人は出ず、良い人達ばかりで読み終えてホッとしました。

 お店を閉じるという展開に寂しさを感じましたが、ノリカの踊り続けるという決断には感服しました。また桜木さんの作品読みたいです。

0
2023年06月15日

ネタバレ 購入済み

個性豊かなキャラクター達

舞踊の経験がある方には共感するところが多い作品だと感じました。題名からは想像し難いかと思いますが、北海道を舞台に人生をやり直していく様な内容です。主人公よりも周囲の人物に惹かれました。
様々な見方ができる作品だと思います。

0
2021年08月31日

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