【感想・ネタバレ】俳句の五十年のレビュー

あらすじ

子規との出逢い、漱石との思い出、のちに俳風をめぐり対立した畏友、碧梧桐への敬愛――。退学と転校を繰り返した青春時代、引き継いだ「ホトトギス」の経営苦難など迷走と模索をし続けた日々と森鴎外、幸田露伴、黒岩涙香、柳田國男などとの交遊を振り返る。一九四二年、中央公論社から刊行された知られざる自伝を初文庫化。〈解説〉岸本尚毅
目次より「同窓学誌」と碧梧桐
ベース・ボールと子規
第三高等中学校入学
碧梧桐上洛して同宿
復校後第二高等中学校に転ず
間もなく退学決行
「小日本」の廃刊
藤野古白の自殺
子規の委嘱を辞退
鴎外との関係
露伴と私
漱石と宮島に
湖南の新婚旅行
万朝報入社
「ホトトギス」を主幹
子規の死
文章熱の勃興
国民新聞に入る
碧梧桐派と虚子派
松山時代の漱石
ヨーロッパの旅
俳句の翻訳
日本俳句作家協会の結成
選者生活五十年
善悪良否の標準
文章の誘惑

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Posted by ブクログ

解りやすい高浜虚子。
正岡子規や夏目漱石らへんで彼の事は読み散らかして来ているので、ああ、知ってる知ってる、という内容ばかりです。が、やはり本人の筆・語りで綴られているので、また他の随筆作品に散々書いてきた事とは言え高齢になってからの物なので、ただただ読みやすく、簡潔にまとめられているという感想です
改めて思うのは、虚子は子規程努力せずにそこそこの才能を持ち合わせ、子規により人に恵まれ、漱石に育まれ、仕事を開花させて長生き出来たという事が、何よりの幸運だったとしか言いようが無い人物だと云う事でしょうか。どうでしょう?

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2018年10月15日

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