あらすじ
「諦めろ。過去、現在、未来を通じて、お前以外が私の妻になることなど認めない。」
愛が重い皇帝×一度死んだ姫
人生リセットして身も心もぐずぐずに蕩かされながら帝国の危機を救う!?
皇帝ヴェンツェルから婚約破棄され、何者かに殺された公女アマリエ。
時の狭間という場所で謎の青年に自分の死を契機に帝国が崩壊する未来を告げられた彼女は、死の一年前に戻される。
未来を変えるため前向きに生きようとするアマリエは、ヴェンツェルが実は自分に心を傾け、愛してくれていたことを理解する。
「もっと長く、お前が欲しい」
激しく抱かれて覚えた至上の幸福。
しかしかつて二人を引き離した悪意は今生も健在で!?
感情タグBEST3
些細な行動の変化でかなり状況が変わるのなぜ…とか思いながら読んでたけど、納得。ヒーローヒロインがラブラブな様子はすごくよかったし、ストーリーも色々事件も起こったり、楽しかったです。
それにしても、皇女さまの、猫かぶりっぷりがすごかったなー。
面白かったです。
匿名
深い
色んなことが色々出てきて、ボケっとしてると戻り読みしないとならなかった。すごく面白いんだけど、好きな作者様なんだけど、ヒーローが最初からもっともっとヒロインを愛してたらな〜と思わずにはいられない。でもガッツリ面白かった!
Posted by ブクログ
殺される未来を変えるためのタイムリープ。
ただそんな彼女が変えなくてはいけななかった未来は、ただ自分が死ぬことだけではない。
彼女が死ねば、国が滅びる。
読み終わってみると、成程確かに彼女が死んだから、最初の時間軸では国も滅びるなと納得した。
何せ皇帝自身が国を呪ったから。
彼女のいない世界などいらないと。
殺される未来が待っていた主人公もそうだが、皇帝自身も最初の時間軸ではあの道を辿るしか残されていなかったのが辛い。
ゆえの婚約破棄で、ゆえの国の滅亡だ。
それを回避するためには、主人公の彼女の努力だけでは無理だったろう。
ここでタイムリープしたのが彼女だけではなかったことが活きてくる。
互いにすれ違っていた二人が、この時間軸では歩み寄り、共に未来へ立ち向かおうとする。
だから、最後のピンチにも打ち勝つことができた。
それにしても、今回のラスボスとも言えるキャラがあのキャラだとは、正直驚いた。
確かに二人を滅亡の道へ導いたのは彼女だが、途中まではそこまでの強キャラとは思えなかったのだ。
だから、皇帝の弟なり他のキャラが黒幕だと途中まで本気で思っていた。
違ったけれど。
流石大国出身者、可愛い子ぶっていても、恐ろしいキャラだった。
無事にざまあ展開を迎えてくれて、ほっと胸を撫で下ろした次第。
後書き代わりの後日談は、時間軸が読者側に寄ったことにも驚いた。
この話に登場した二人の恋がどうなったのかも読んでみたいと思った。
別作品で書かれていたりするのだろうか。
ちょっと気になる。
Posted by ブクログ
自分が死ぬ未来、他の人々が不幸になる未来を変えようと頑張るアマリエ。自分が大切な人から疎まれているのかもしれない。殺したいほど憎まれることになるかもしれない。そう思いながら過ごすのはかなり辛そう。その予想と反対を行くヴェンツェルの行動は、大切にされているのを喜びながらも戸惑っただろうと思う。ちゃんと周りを見て、将来を考えた行動を心がけるアマリエ。そんな努力はやっぱり報われて欲しいと思った。
銀英伝もどき(名前だけ)
…カタカナの名前が銀英伝
まさか、宮殿の名前や国の名前までつけちゃうのがなー
ちょっとストーリーにノイズが入ってくるみたいでちょっとうーん…ではありましたが
ストーリー本筋は楽しめました(それだけに命名が惜しい)
ふたりのラブイチャは好きでしたよ
ヒロインがヒーローに対して萎縮して心が固まってしまった気持ちとかもすごくよくわかるし
一旦不幸な死を迎えたヒロインが過去に回帰し、自分を殺した相手を探しつつ自分の立場や婚約者との関係をやり直す、そんなお話です。関係者が色々ごちゃごちゃしていて、伝説なんかも絡んできて輪廻転生や永い時を過ごすキャラが好きな人は好みだと思います。もう少しヒーローに魅力がほしかった。