【感想・ネタバレ】数字で話せ 文系人間がAI時代を生き抜くための「伝える技術」のレビュー

あらすじ

優れた経営者やビジネスマンほど「会話の中に数字がスラスラと出てくる」。本書は、その技術を「数字が苦手な文系人間」向けに明かすもの。著者の斎藤氏は文系出身ながら独学で数字を操る技術や統計学を習得し、コンサルタントやマーケティングディレクターとして活躍している。そんな氏が「ビジネスのコアスキル」と明言するのがこの「数字で話す」能力だ。自身もかつて、数字が苦手であったからこそ、誰でも使える技術へと落とし込んでいる。たとえば、「@変換で自分事にして伝える」「偏差値で意見を通す」「ファネルで営業を効率化する」「確率で戦略を語る」「コンサルタントが使う2ケタ×2ケタの暗算」など、まさに現場に即した内容となっている。さらに、AI活用やビッグデータ解析など、最新の「数字で話す」技術についても解説。数字やデジタルに対するコンプレックスが解消される!

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Posted by ブクログ

数字で語ることができない自分にとって、本書のタイトルは刺さりました。
数字で語る能力は、計算力+伝える力。
数字を加えることで説得力が増し、相手に動いてもらえます。
また、数字で話すことで、BMとTMを見える化することが重要だと学びました。
「数値化できないか?」を習慣化したいです。

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2022年07月10日

Posted by ブクログ

・曖昧な指示を数字に落とし込む ・主要な数字を覚える ・数字で話し相手に動いてもらうこと ・自分事にする。「@変換」一人当たり、一個あたり 大きすぎる数字は実感が沸かないので自分の把握できる数字にする ex.売上を従業員数で割る ・数字で話す際のコツはわかるわけがないと思考を止めるのではなく、なんらかのヒントを元に数値化する ・シナリオプラニングをする。  楽観シナリオ(確率)/悲観シナリオ(確率)・・・思考停止を避ける ・得をすることより損をすることに過剰に反応する ・%は整数に

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2024年09月16日

Posted by ブクログ

数字で物事を話すのは世界共通で自分の意思、説得等に役立つ。自分事として考えるようになる。

・数字で話す=根拠・理論に基づいた話しなので
声の大きな人、立場の上の人に対しても戦略として使える

@変換
・数字を自分ごと化する
予算〇〇万円→人数でわると一人当たり〇円、一個あたり〇円

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2023年08月10日

Posted by ブクログ

仕事を頑張りたい文系女子にこそ、オススメの本。
数字を使って話すことは、声の大きい強者に負けない弱者の戦略というワードに、その通り…!と味方してもらうような気分で読みました

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2023年01月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

グローバル社会では数字が大きな武器となる。数字をわかりやすい(扱い易い)レベル感に落とし込むためにも分解が大事である。分解することで自分事化することができる。

AIなどの技術は全て計算機をベースとしているので、数字に強くならないと技術にもついていくことができない。

正規分布、標準偏差を理解することは自分のターゲットを明確にできる。どれくらいのボリュームゾーンの話なのかを意識しなければならない。

「数字で語る」能力とは、つまりは「計算力」+「伝える力」なのです。

大事なのは「数字で話し、相手に動いてもらうこと」 です。  うまく数字を使って話すことで、議論はより具体的になり、仕事の指示もよりわかりやすくなる。

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2021年05月09日

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自分ごととして考える、という概念は参考になった。
大きな数字はイメージがつかないが、身近な数字には人を動かす力があると思う。
AIをはじめとするこれからの技術革新にも触れられているが、何事も知らないから触れたくない話題として避けるのではなく、「自分ごと」として判ろうとする姿勢が大切なのだと改めて考えさせられた。

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2020年02月10日

Posted by ブクログ

簡単な暗算方法、数字で置き換える考え方、とても参考になる。

確かに、具体的な数字で、説明されると、納得するし、信用も上がる。

数字で置き換えた考え方を身につけていきたい。

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2019年11月15日

Posted by ブクログ

数字を使って話すことの重要性について、具体例豊富で使ってみたいと思うものが多かった(ざっくりとした暗算のやり方とか)。文系向けと言っているけど、理系も伝え方という面から参考になると思う。
終盤のAI絡みのところは、著者がこの本を書くキッカケとしたというだけあり力が入っているように感じたが、若干そこまでの内容から離れたようにも感じた。

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2019年05月05日

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Ai 、機械学習、強化学習、多変量解析、標準偏差などについても書いてもある。ボルドーワインの価格の重回帰分析の話も。コンサルのざっくり暗算の覚えておくべきtips も。

journal of wine economics vol7 でボルドーワインのロンドンオークションでの価格は以下変数で決定変数R^2=0.828(かなりの精度ということ。1が上限)で求められるということ。
・年数
・生育期の平均気温
・8月の降雨量
・ぶどう生育前期の降雨量

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2023年09月01日

Posted by ブクログ


数字で物事を話すのは世界共通で
自分の意思、説得等に役立つ


数字で話すメリット
・数字で話す=根拠・理論に基づいた話しなので
声の大きな人、立場の上の人に対しても戦略として使える

@変換
・数字を自分ごと化する
予算〇〇万円→人数でわると一人当たり〇円、一個あたり〇円

・プロスペクト理論
人は自分が得するよりも損することに過剰に反応する

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2022年05月18日

Posted by ブクログ

経営コンサルタントの著者がAIが台頭する社会で数字を使って具体的に伝える技術について書いた一冊。

なんとなくは理解できているけれども深くは知らない相手に動いてもらうための数字の使い方を本書で学ぶことができました。
@変換で大きな数字を身近に感じて戦略を練ることや335ファネルで成功率をより具体的に捉えたり、偏差値で現在地を捉えたりと漠然としているものを本書で学んだ概念はより正確に数字として捉え、次に活かせると感じました。
また、メルカリやZOZOがどのような根拠で戦略を立てているのかやググール・アナリティクスを使ったセッションやコンバージョンの見方などネットビジネスでの数字を使った戦略の立て方を学ぶこともできました。
多変量解析を中心としたデータサイエンティストの仕事やプログラム言語であるpythonやAIとの付き合い方など著者が精通している知識の内容にも触れられたのも貴重なものだと感じました。

そんな本書の中でも大きな数字やざっくり暗算やゾロ目計算の2年連続の計算など計算力を鍛える箇所は仕事でかなり使えるものだと感じ、印象に残りました。
ただ、前半と後半で色合いがかなり異なり読んでいて疲れる印象があったのは残念に感じました。

本書を読んで数字で示すことで自分の主張が明確に相手に伝わることを感じました。数字の根拠を示す上でAIも駆使して本書で学んだ知識を活かしていきたいと感じた一冊でした。

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2021年07月04日

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前半は数字への捉え方について参考になる部分があったが、後半はAIの話になり求めている内容ではなかった

頭の中でできる計算方法などは日々の仕事でも取り入れられそう◎

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2020年10月24日

Posted by ブクログ

外資系の会社に勤務している関係で英語で資料を作る機会が多いのですが、いくら英語の文章で書いても、決めてとなるのは「数字」だなと痛感しています。しっかりとした裏付けのある数字は、質問されても自信をもって回答できます。

そんな経験を積んできた私にとって、この本のタイトル「数字で話せ」は共感の持てるものでした。コンサルタントである斎藤氏が現場で、経営者を納得させて動かせたのは、数字の力によるものが大きかったのだと思います。

私より若い方だと推察されますが、新世代「令和」を担っていく若い人たちは、数字の力を理解して活用して、新しい時代を切り開いていってほしいものですね。

以下は気になったポイントです。


・数字に意味を持たせる作業として、一人当たり、一個当たり、の数字や単価に変換するものがある、大きい数字ほどこの作業は意味がある(p33、44)

・「万×万=億」と覚えていくと便利、6000万台×60万円=360000億=36兆(p61)

・数字で話す、ことで目指すところと現在地を「見える化」することが重要となる(p79)

・335ファネルは多くの場面に当てはまる、小売店での販売、ネットでのダイレクト販売、通信販売等、例として、購入率=興味を持つ確率(30%)×商品・サービスを欲しくなる確率(30%)x条件検討したうえで購入する確率(50%)(p82)

・偏差値60とは、平均から1σ(標準偏差)離れた位置:84%(50+34)=上位16%、偏差値70とは、2σ(50+34+14)で98%=上位2%(p97、98)

・任天堂は、ソフトとハードが互いに補完関係にある、人気ソフトがあればハードが売れ、良いハードがあると人気ソフトが生まれる。ひとたびヒットに恵まれなくなると、悪循環に陥る。Wiiは2,600万台うれたが、後継のWii-Uは400万台しか売れなかった(p125)

・正確でなくても良いので、確率の数字を入れてシナリオを作ることが大事(p136)

・同じことを言っても印象は異なる=プロスペクト理論、人は自分が得をすることより、損をすることに過剰に反応する(p143)

・最初に伝えた価格(例えば4万円)が心理的アンカー(碇)となるので、いきなり半額にしてほしいと言えず、結局は3万円の線に落ち着く。長い付き合いをする相手に対してアンカリングを使うのは危険である、その代わりとして、正規分布を使った交渉テクニックが良い、平均値に対して標準偏差を加味して回答する(p152,154)

2019年7月27日作成

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2019年07月27日

Posted by ブクログ

数字を使って話すということはどんな事か?という事をいくつかの例を挙げて説明している。

また、同じ数字を使っも、伝わると、伝わらないがある事などは勉強になった。
今買うと10万円得ですよ、と今買わないと10万円損しますよ。ではどちらがより強く反応するのか?など

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2019年07月10日

Posted by ブクログ

「偏差値60以上の仕事をする」を意識すること
上位16%にしかできない仕事をする。

偏差値65以上の仕事であれば一気に上位7%に減る。偏差値70の仕事は上位2% 

 日本人男性の身長は平均170cmで+6cm、-6cmの幅で68%が含まれる。 

165cmー175cmに68%

180cm以上は2%しかいない。

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2019年06月02日

Posted by ブクログ

取り上げられている事例が営業、販売系など数字で説明しやすいケースが多い印象です。しかしながら世の中的にはもっとほかにも「これってどう数字でとらえるべき?」という点で困っている人もいるはず。そういったケースについていかに「数字で話す」かをレクチャーした内容になっているとなお良いのではと感じます。
一方、数字で把握すること自体は必要なスキルではあるので、社会人経験の浅い人向けとしては入門好適書という位置付けになる書物であると思います。

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2019年05月01日

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