あらすじ
民に崇敬される聖公爵エンデュミオン。ゾフィーは穏やかな彼が時折「サリエル」という横暴な人格に変わると知ったことで脅され側仕えにされてしまう。我が儘だが気のいいところもあるサリエルに親しみを感じたゾフィーは、聖公爵の姿は演技でサリエルこそが本性だとわかりショックを受ける。「すごく感じやすいんだな。可愛い」開き直った彼に押し倒され、戸惑いつつも溺愛される日々。しかし彼を利用しようとする勢力が迫り!
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小出先生のヒーローはいい
この作品より前に読んだ小出作品のヒーローがマジで理想だと思っていましたが、今作のヒーローもとっても素敵でした。
最初は二重人格モノかぁ、人格統合が大変ですよ?と思いながら読みましたがそういうことではなくて演技だったという展開にびっくり。
でも、そういう人を私は仕事で沢山見てきたので共感しながら読めました。
ヒロインのゾフィーがまたとてもかわいくて、存在感がないというのがとっても興味深いところ。
でも運命の人にはちゃんと気づいてもらえるというのもグッときました。
こ終盤の大事件には火事場の馬鹿力っていうもんねぇ、としみじみしました。
今作は悪役も興味深い作品でした。
楽しかった。また読み返すと思います。
ゾフィーが母になるお話もあればいいのに。
究極の癒しのヒロイン。
ヒーローにとってヒロインは本当の意味での空気であり癒しでもあり安心出来る場所だったんですよね。
ヒーローの産まれてからの軌跡は本当に過酷で辛いものだったからヒロインがいて良かったです。ヒロインが居なければもしかしたら心が壊れきっていたんじゃないかなぁ。
私個人的にはサリエルの方が好きです。やっぱり完璧なキラキラヒーローよりどこか影があって腹黒で狡猾で執着があって感情を曝け出してくれる人間らしいヒーローがいいなぁと。
ストーリーもとても面白かったです!