あらすじ
世界中のエグゼクティブが実践する「ポモドーロ・テクニック」。
先延ばしを減らし、生産性を改善し、時短化する。
「ポモドーロ・テクニック」開発者による初の公式本!
ポモドーロ・テクニックは起業家フランチェスコ・シリロ氏によって提唱された時間管理&仕事効率術。
20年以上の著者の経験に基づいた時間管理と効率化システムは2006年にPDFで公開され、世界中で200万回以上ダウンロードされている。
国連、ノキア、ソニー・モバイル、トヨタ、レゴ、イタリア中央銀行などの組織からも評価されているメソッド。
■ポモドーロ・テクニックとは?■
どんな仕事も30分単位で分割し、「25分作業、5分休憩」。これを1クールとして繰り返す。
最大で4クールを終えた段階で15分~30分のリフレッシュ休憩を織り交ぜ、再び「25分作業、5分休憩」に戻る(1週間で40クールがベストであると著者は導き出す)。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
25分間仕事してから強制的に休憩を挟むことで、仕事を終えるまでに集中力を保ち続けることができる上、25分間の仕事を1ポモとして単位化することで、見込みに対する実際にかかったポモ数で仕事するスピードの定量的評価ができるといった手法。GTDと組み合わせれば仕事の効率化に大きく寄与できると思われる。休憩が取りづらい職場では周囲の人たちにも理解してもらう必要がありそう。
Posted by ブクログ
有名な生産性向上技術「ポモドーロ・テクニック」の考案者によるガイド本。
原著者がはしょって書いているのと、訳語がややこなれていないためか、若干読みづらし所々分かりづらい。
それでも、ポモドーロ・テクニックに対する誤解を解き、心理的な障壁を下げる助けになってくれた。
この本を読むまで、わたしは「ポモドーロ・テクニック=単に25分+5分のサイクルを4回繰り返して、その後長く休むこと」だと思い込んで、我流でやっていた。
しかし、この本を読んで、それはとんだ勘違いだとわかった。
この本には、
・25分+5分はあくまで標準的な組み合わせに過ぎない
・25分+5分というサイクルだけでなく、それに付随するプロセス(「仕事の在庫」の洗い出し、「今日やること」の策定、記録、振り返り)も非常に重要
・ポモドーロ・テクニックは25分+5分のサイクルで生産性を向上させるためだけの技術ではない。記録を振り返ることを通して仕事の見通しを立てるスキルを磨いたり、仕事の組み方を工夫できるようになったりすることで、中長期的な生産性向上にも貢献できる技術である
・ポモドーロ・テクニックは、「座標軸状の点や差としての時間」に対する恐怖に打ち勝つ助けとなる
といった内容が書かれており、ポモドーロ・テクニックが想像以上に奥深いものだと気付くことができた。
それと、「次のポモドーロはきっとうまくいく。自分自身にやさしくていい」という言葉にホッとした。
ポモドーロ・テクニックはとてもシビアなものだと思っていたので、少しずつ慣れ、改善していけばいいのだと思えたことは大きかった。